最近は昔のSPIDER-MANをお休みしてTHORやDAREDEVILを読んでいるのだが、今回は買っておいたSpectacular SPIDER-MAN (Spec)を読むことにした。1989年の、Spec 149号と150号についてレビュー。読み始めると結構伏線を含め面白くて御用達から続きを仕入れないとなと思い始めた。そろそろ昔の話も底をつき始めたしね。それから新刊が先月終わりにアメリカから送られたはずなのに未だに届かない。新刊も底を尽きた。
筋書をGerry Conway、画をSal Buscemaがそれぞれ担当。添付画像は149号の表紙を採用。今回の悪人Carrion。強いんだか強いんだかわからない変な悪人なのだがBuscemaが凄く悪(ワル)に描いていて非常に良い。
次に粗筋。複数の話が同時進行。まずは謎の狼がKingpinのギャングを殺す。そして、Daily Bugle新聞社の編集長Joe Robertsonが裁判にかけられている。そして149号では、JackalことMiles Warren教授が残したウィルスを偶然見つけた学生がそのウィルスに伝染しCarrionになりSPIDER-MANを襲う。150号ではRobertsonの裁判が中心。
気に入ったシーンや台詞等を紹介。日本でも導入されて大分経つ陪審員制度が重要な役割を果たす。裁判官が信じるか信じないかではなく、陪審員が信じるかどうかで評決か決定する。149号ではTombstoneが嘘でRobertsonを有罪へと仕向ける流れが面白いかな。
Buscemaの画も相変わらず良いな。彼の画風はSPIDER-MANに向いていると思う。Spec 150号の裁判所外のJ Jonah Jameson (“JJJ”)が葉巻に火をつけるシーンが非常に良い。
前述の通り何も知らない学生がCarrionになる。だから、どうしてSPIDER-MANやGwenに関する記憶を持っているのか謎。それとSPIDER-MANを窮地に追い込む戦術なんかも不思議だ。
不思議と言えば、Spider-senseがおかしいな。それを使ってWarren教授の遺した本を見つけるなんておかしい。Peterの後をつけてきた学生の存在に気が付かないのもおかしい。(命の危険までないからなのか。)
一方、150号ではJJJ に近づくとそれが警告をだしている。これからの話の伏線なので、判断はこれから。
アメリカの司法制度がどうなっているかよくわからないが、Robertsonが20年前の犯罪を届け出なかったことに関し、時効を理由に無罪を主張しなかったのは男らしいか。しかし、その結果3年投獄されるのはな。そもそもこの罪、懲役に値するの?
JJJの秘書Gloria Grantに近づくKingpinの部下Eduardo Loboが狼男の正体。これからKingpinの組織内の紛争に発生しそうで楽しみ。
Daily Bugleの記者Joy MercadoのモノローグでGloriaのアパートに狼男が侵入するシーンを説明するのは良いな。誰のアパートか画だけじゃわからないもの。
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