4月には読み終えたのにレビューを更新するのを忘れていたThe Amazing SPIDER-MAN(ASM) 681号、682号の2冊について。
早速681号から。筋書きをChris YostとDan Slottが、Giuseppe Camuncoliが画を担当。
前号からの続きで、宇宙基地にいるJohn Jameson大佐を救出に向かったSPIDER-MANとFANTASTIC FOURのHUMAN TORCHの活躍の後編。
いつもの通り気に入っているシーンや台詞等を書いてこう。まず、SPIDER-MANの特殊能力の一つSpider Sense(危険予知能力)の復活。Dr. Smytheの悪巧みを挫くため、予知能力を失ったSPIDER-MAN。その後Jackalとの戦いで再び手に入れた。やはりSPIDER-MANはこれがないとだめだよね。今回もこれをうまく使っている。
次にSPIDER-MANとHUMAN TORCHの鰍ッ合い漫才かな。先月も大爆笑だったが、今月も良いね。特にHUMAN TORCHのお気楽さを象徴するシーン。大気圏に突入する宇宙ステーションの墜落先は、春休みで若い男女が集まるフロリダのデイトナビーチ。この場所、パーティー好きのTORCHがわざと選んだんだよね。
Jameson大佐の父親で、SPIDER-MANの天敵JJJとSPIDER-MANのやり取りも面白い。JJJが出た途端「間違い電話でした。すみません。」って謝っちゃうSPIDER-MANは好きだ。
あ、それから、表紙のロゴ上のキャッチコピーではWorld’sの代りにGalaxy’sという単語が入れられている。今回は宇宙での活躍ってことで。表紙まで気が抜けない。
続いてASM 682号。Arc(複数話で完結する話)、Ends of the Earthの第1話。新しいArcは3ヶ月間続く。筋書きをDan Slott、画をStefano Casseliがそれぞれ担当。Stefanoの画は上手だが。「味」と言う点では今後の成長を期待する。
半分死にかけているSPIDER-MANの宿敵の一人Dr. Octopus(Doc Ock)が宇宙に仕鰍ッを作り、地球温暖化を加速させた後、恩着せがましく、それを逆に利用し温暖化を止める。この裏には何かあるはずなのだが、それは次号以降の話。
お気に入りのシーンや台詞を。まず、Peterの人生が恋愛を除き順調な点。彼の発明が社会に役立っていること、それを今は亡きBen伯父さんに報告したいと心から望んでいるところ。Peterの献身的で、優しい気持ちが表現されているね。
SPIDER-MANの発明品が沢山出てくるのも最近のお楽しみの一つ。今回は宿敵Green Goblinをパクった乗り物(Glider)と武器(カボチャの爆弾の代りに、蜘蛛マークの消火薬)は面白いかな。
この物語最高の見せ場は、今はAVENGERSの一員となったSPIDER-MANがAVENGERS ASSEMBLE(アヴェンジャーズ集合!)と叫ぶところ。これまで、彼が何度その言葉を唱えたかは知らないが、かっちょ良いの一言。
さて、ちょっと気に食わないところもコメントしよう。またまた、SPIDER-MANがわけのわからぬコスチュームを着ているところ。どうやら、Doc Ockに協力している力持ちで固い皮革をまとったRhinoとの対決を想定してのコスチュームらしい。しかし、かっちょ悪いんだ外見が。
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