
アメコミの新刊が到着。今回はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)から読み始めた。846(45)号と外伝847 (46)号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、846号の画をMark Bagley、インクをJohn Dell、Andy Owensが、847号の画をMarcelo Ferreira、インクをRoberto Poggiが担当。添付画像は847号のvariant cover。Bagleyによるもの。846号もBagleyのvariantを買ったが847号のデザインの方が華がある。
いつものように粗筋をサラッと。Peterが一人寂しく歩いているとOverdrive (O.D.)の運転する暴走者が現れる。彼を執拗に追うのはSin-eater。847号ではCount Nefaria率いる悪人軍団が大学で大暴れSPIDER-MANが駆け付けるがまたしてもSin-eaterが出現。
次に気に入ったシーンや台詞等を紹介。まず、爆破したO.D.の車の爆風から子供を守るため、テントの屋根に子供を投げるシーンが印象的。Bagleyの画力が光っている。
因みに、ASM 847号のFerreiraの画も悪くない。特にNorman Osbornの表情なんかは悪っぽくて感心する。Nora WintersやCarlie Cooperの画はもう一歩だな。女性を描くのは得意じゃないのかもしれない。
久方振りにCarlieが登場。オイラはこいつこそがKindredと睨んでいるのだが。(ただし、Kindredの意味とCooperの関係の説明がつかない。)彼女元々金髪じゃなかったのか。また、彼女が検視官として復帰しているのはますます怪しい。
Sin-eaterの登場に際しSPIDER-MANの台詞。”前略 I’ll admit I was really hoping his (地獄とこの世をつなぐ回転ドア。悪人がすぐ生き返るので。) would stick.”
O.D.が助けるべきじゃなかったとSPIDER-MANに言った後の彼の返答。”Don’t mention it, O.D.. I know you’d never do the same for me.” そう悪人だったらSPIDER-MANを見捨てるよね。
ASM 847号ではさらにSin-eaterの力が明るみに出る。彼の銃弾で唐黷スものの力をSin-eaterは自分の力にすることができる。え、これってオイラがあまり好きでない悪人Regentと同じじゃん。きっとその先に何かあるからこういう力をわざわざSpencerは与えたと思うが、いただけない。
一つこれからの伏線として、O.D.だけが生き返っても、少なくとも元気にならないというのがある。これ面白い。O.D.がSin-eaterにとって都合の悪いことを知っているからなのか。
もう一つ、Normanが精神疾患を抱えた悪人を入れる施設で責任者のような立場になっていること。ニューヨークの市長になっているKingpinの差し金。あり得ないと思いつつ設定は面白い。そして、早速そこで勤務する医者を配下にしている。流石Norman。
次号へのCliff Hungerとして、レメ[ターNora Wintersの運転する自動車にSin-eaterが乗り込んでいるシーンで終わるのも良し。