アメコミとラーメン

ショック、大切なアメコミの上に肘付いて、折り目をつけちゃった。SPIDER-MANの105


ご用達Milehigh Comicsから今月はまだアメコミが到着しない。そこで、買いだめしていたSPIDER-MANの続きを読んだので、ここでレビュー。1993年の形容詞の付かないSPIDER-MAN ("SM”)46号~49号までのHobgoblin篇。正しいArc(複数冊で一つの話となるもの)名は、”Beware The Rage of a Desperate Man”だ。

筋書きをHoward Mckie 、画をTom Lyleが担当。今回添付したのは46号のもの。1993年当時のSMの価格は1.95ドル。46号は通常価格より1ドル割高。これ表紙が銀で色づけされているからかな。Tomの画は1991年にSMを描いていたEric Larsen に似ている。

内容は、Hobgoblinを殺そうとするDemogoblin、それを止めようとするSMの活躍。Arc名のDesperate Manとは、悪人を唐オても唐オても性懲りもなく再び現れては罪を犯す悪人達に辟易とし、いつも以上に精神的に追いつめられたSMことPeter Parkerのこと。自らをSPIDER-MANではなく、SPIDERと呼んでいるところもミソ。これはこの後のSM 50号への伏線。

この当時Jason MacendaleってやつがHobgoblinと名乗っている。その後に、Kingsley、お次はPhil Urichとどんどん中身が変わっていく。そして本当のところは全然わからない。一方のDemogoblinはJasonの悪の心と力が分離してできた化け物。捨てられた恨みからか今回Jasonを殺そうとする。スパイダーマン・パーフェクト・ガイドでDemoに関して調べたのに、載ってない。全然「パーフェクト」じゃない。

いつもの様に、好きなところ。48号のHobgoblinとKravenの息子の子分たちとの戦闘シーンがよく描けている。何で良いのかなって考えてたけど、立体感があるんだよな、Tomの画って。(Tomに関しては6月に書いたSPIDER-MANの102でも褒めてるな。)
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/752.html

SM 47号でのSPIDER-MANとDemogoblinの考え方の違いが行動で示されたシーンも好き。Demogoblinは罪深い人は死に値すると、犯罪者をどんどん殺していく。SPIDER-MANはそれを潔しとしないところね。どんなにうんざりしていても。ベタだけど、これSPIDER-MANというよりヒーローものの基本。

SM 49号でDemogoblinが、(当たり前だけど、罪を犯していない)小さな子供を救うため、死を選ぶところも好きだな。

一方いただけないのは、Hobgoblinが最後に向かう場所が自分の実の息子のところ。そればかりかHobgoblinは息子を誘拐する。この辺、唐突感たっぷり。事前に伏線を用意するとかしないと、何故なんだかさっぱりわからない。最後に登場する謎の女性戦士Coldheartの性格を説明するためか。

ところで、1993年は、巨匠Jack Kirbyが亡くなった年。SMの中でも哀悼の意をアーティスト達がコメントしたり、Jackの画が飾られていたりしている。

さて、表題の件。だらだらと寝ながら読んでいたら間違って、肘をアメコミの上についちゃった。NM(ぼぼ新品の状態)で買ったのにショック。もう二度と寝ながらアメコミ読まない。救いなのは、それほど高い(レアな)作品でないところかな。それにしても悲しい。
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