アメコミとラーメン

もしもSPIDER ISLANDが続いていたら、SPIDER-MAN


前々回のSPIDER-MANのレビューで少し書いたのだが、SPIDER ISLANDについてレビュー。

筋書きChristos Gage、画をPaco Diazがそれぞれ担当。添付画像は1号の表紙でHumberto Ramosが手鰍ッている。GageはDan Slottの下で、Amazing SPIDER-MANの筋書きを担当しているので、人物設定に不自然さはない。Diazは、平均的な腕前か。アクションシーンはまずまず。人物はもうちょっとかな。

さて、粗筋へ移る。この話の中では、SPIDER-MANはSpider Queenの悪事を止めることができなかった。彼の高校の友達FlashはAgent VENOMとなっていて、Spider Queenの支配するマンハッタン島の中で、数少ない反乱軍のリーダーとして活躍している。彼はAVENGERSの一部を味方に加えSpider Queenと戦っているが、分が悪い。死んだはずの、SPIDER-MANを救い劣勢を何とか巻き返したい。

次に、気に入ったシーン、台詞を紹介。SPIDER-MANを救い損ねたと今まで思っていたFlashの台詞。I failed SPIDER-MAN. (中略)Now I have a second chance.大したことない台詞なんだけど、失敗しても、次のチャンスを与えることに寛容なアメリカらしい台詞なので、選んでみた。

悪玉Spider Queenを殺すことに消極的なSPIDER-MANだが、巨大化した彼女を見た後に出た言葉は面白いな。”I don’t feel guilty anymore.”あっけない宗資ヨえに笑える。ただし、ユーモアのセンスはSlottの方が上手だな。

Flashに攻撃されダメージを受けているはずなのに、何故かSpider Queenが巨大化して再度反乱軍に攻撃を仕鰍ッる。意味わからず。ちょっと昔の日本の戦隊ものを彷彿とさせる。

子供の頃から、FlashにとってSPIDER-MANはヒーローであった。物語の終盤でのPeterのFlashに対する台詞がこの話の最高の盛り上がり。”You are my hero. And you always will be.” 今回のこの事件でFlashは希望を持ち続け、反乱軍を指揮してきた。それに対する最大の賛辞がこのPeterの台詞だ。良いね。

今回の中心はFlashではあるが、SPIDER-MANことPeter Parkerの科学的知識が役立っているのは嬉しいな。例えば、Lizardの血清を使って蜘蛛化した人間を正気に戻すとか、Flashが使用したSpider Queenの超音波攻撃に対抗できるスーツとかね。

Green Goblinの力の元の薬を摂取したTony Starkの正気が失われていくという設定も面白い。

今回は正義の側についている恐竜人間Stegronも良い味をだしているね。博物館の化石をベースに恐竜を蘇らせる企ては見たことがあるな。
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