短命に終わってしまったSpectacular SPIDER-MANが終わったと思いきや、新シリーズがいきなり開始。その名もFriendly Neighborhood SPIDER-MAN (FNS)。今回は25(1)号、26(2)号をレビュー。 FNSもLegacy Numberが付いているので、そちらをメインに書いていく。カッコ内が通常番号。
筋書きをTom Taylor、画をJuan Cabal、彩色をNolan Woodardがそれぞれ担当。1号のオマケの話をMarcello Ferreiraが担当。添付画像は25号のもので、またもやvariantを注文してしまった。Artgermというペンネームでアメコミの表紙を描いている人の作品。普通の表紙はちょっと子供っぽいので、こっちの方が好き。
Cabalの画はまずまずかな。凄いなと思ったのは、見開き2ページビルの壁面に映ったSPIDER-MANの過去が描かれたシーン。どちらかというと彩色のWoodardのお手柄だが、凄く綺麗。また、Netflixで観るような階段のシーンがカッチョ良かった。Peterが素早く階段を昇っていくシーンね。もう一つSpider-senseの表現が新しいな。面白い。一方のFerreira。彼の描くPeterとMary Janeのデートシーンが凄く良いな。
粗筋をさらっと。Peterが住むアパートの住人にお願いされLeilaniなる別の住人の様子を見にいったPeter。Leilani からスーパーヒーローを紹介してくれるよう依頼を受ける。Leilaniは双子の幼い姉弟を匿っていた。SPIDER-MANは彼を襲った悪人を追って廃墟となった大使館を訪れるが…。一方オマケではMay伯母さんが病院を訪問する。どうも乳癌が見つかったようだ。
いつものように、気に入った台詞やシーンを書いていく。まずはLeilaniの台詞。”Does he know better heroes?” Peterとしちゃーガックリだよね。
最初の活躍シーンで救った少女がSPIDER-MANの胸のロゴをつぶそうしたシーンも良いな。日本では蜘蛛は仏さまの使いだが、西洋では嫌われものだからね。
オマケの話で、ニューヨークの市長であるKing Pinと一緒に写真に写るよう促されたMay伯母さんがKing Pinをケチョンケチョンに非難するシーンはもの凄く気持ちが良い。
FNS 26号に移ると面白さは格段にアップする。幼い弟があまり喋らないと言われた後のSPIDER-MANの台詞。”That’s OK. I talk more than enough for both of us.”自分のことをわかってるね。
次に母親がいなくなったことを知った姉の質問とSPIDER-MANの答え。”Has your Mom ever left you?” “Yeah. She did once.” うーん。これはちょっと悲しい。Peterを置いて両親はいなくなったからね。
隣人のPeterの同居人Boomerangに対するクレーム。”I suggest enrolling your roommate in some kind of adult training course.” Boomerangがパンツ一丁で部屋を歩き回っていたからなんだけど、面白い。この隣人冗談のセンスだけでなく、とてつもない秘密を持っているのも良い。
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