一月に2冊出版されているので、今月もExtraordinary X-MEN (“ExX”) 5号、6号をレビュー。筋書をJeff Lemire、5号の画をHumberto Ramos、6号の画をVictor Ivanezがそれぞれ担当。
Ramosの鉛筆の後のインクVictor Olazabaが担当しているのに対し、Ivanezは自分でインクも入れている。Olazabaのインクに関しては問題なし。Ramosの画がSPIDER-MANの時より映えている。Ivanezのはちょっと線が太いかなという印象。慣れちゃうかもしれないけどね。前述の通り出版速度が速いのでRamos一人で画を担当するのは無理なんだろうな。
次に粗筋。4号でMr. Sinisterとその手先を追い詰めたX-MEN。最後にSinisterが抜いた伝家の宝刀はCYCLOPS(のクローン。先月書いた通りだった。)かつInhuman族の染色体との融合。そいつらを唐オたX-MEN。新たな挑戦は、X-MENが本拠地としている忘却界と隣り合わせにあるWeird Worldにいるミュータントを救うこと。
気に入ったシーンや台詞等を紹介。唐オても、唐オても立ち上がるSinisterに対してのCOLOSSUSの台詞。”Durable or not, I will break it all the same.”何度でも同じように破壊していくみたいな感じ。カッチョ良い。
ICEMANはいつも面白い。出撃する前のWOLVERINE(年を取っている)に対しての台詞。「オムツと入れ歯用安定剤を忘れるな」ってやつ。その後のWOLVERINEの唸り声も良いね。
その前のNIGHTCRWALERの病室の外でビールを飲んでいるWOLVERINEも良いな。彼らしい。そしてそれを咎めるCOLOSSUSもまた純粋で彼らしい。
ExX 6号では、新たな謎が出た。誰がCYCLOPSと組んで犯してはならない罪を犯したのか。STORMがFORGEに席払いを促したことから、FORGEと考えるのが妥当だが。そして依頼されたWOLVERINEはどう出るのか。彼の過去の過ち(X-MENを自らが殺した)と重なることがこの布石の味噌だな。
最後の最後で登場したSUN FIRE。アジアのミュータント達との表現から彼を連想するべきだったが。彼は、いつでも大歓迎。そして、彼のコスチュームがオリジナルに近いのも良し。
一方あまり好きになれない点。6号で登場したWeird World。Savage Landとかぶり過ぎかな。WOLVERINEの”I thought the Savage Land was bad.”という台詞で、Weird Worldの方がもっと酷いということを示唆しているのだが、読者を納得させるまでに至っていない。(何故かが抜けているから。)
ExX 5号は打ち上げだ花火は大きかったのだが、開いた花は意外に小さかったという印象。最後のSTORMの全世界に対する宣言は素敵だったし、Xavier教授の幻の出し方も良かったんだけどね。
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