アメコミとラーメン

機械ウィルスに侵されたDaniの表情がすごいNEW MUTANTS


今回もJohn Tyler Christopherの描く表紙の勢いがすごくて、NEW MUTANTS("NM”)をレビューすることにしてしまった。この表紙画彼の作品の中でも最高傑作だな。凄すぎ。色使い、表情とも何回見ても飽きない。

前回のNMに続いて、3話で完結するArc(複数話で完結する話)、Fight The Futureについて書いてみる。3冊とも、筋書をDan AbnettとAndy Lanning、画をFelix Luizが担当。Felixもその前のレビューしたLeandroと同じラテン系の名前だな。画の上手さでは、Felixの勝ちかな。スーパーヒーローものというより、Conanとかの画の方が似合うかもしれない。(そう言えば、前カルフォルニア州知事のSchwarzeneggerさん、またConanを演じることになったらしいな。アクションシーンできるのか?)

まずは、NM 47号。未来の悪人化したDougからの攻撃をかろうじて、かわしたNMだが、事件は終わっていなかった。どうやら過去が書き変わってしまったらしい。X-MENの協力を得ようとするのだが、どうも様子が変だ。出だしは面白いなMarvelお得意の多元宇宙ネタだ。今回は、ヒーロー達の活躍するEarth 616とは違う世界へ入り込んだのがNMというわけ。

いつものように、好きなシーン。現在のDougは宇宙人の玉手箱から得た力で、末\力が増強されている。表情のちょっとした動きまで読めて、相手の考え方がわかってしまう。言語以上のものまで末ナきちゃうって発想は良いな。また、Earth 616との違いを表現するシーンも良い。Schism (が考え方の違いからX-MENのメンバーの半分が別々の道を歩む事件)も発生していないばかりか、X-MENのユニフォームのXの字の位置まで違う。言われるまで気付かなかった。

続いてNM 48号。元NMのメンバーKarmaの死にうちひしがれるDoug。そこに死んだはずのHellionsが現れる。未来の悪人化したDougからの挑戦だ。

この号で特段好きなシーンはないのだが、表紙画を担当しているJohnがまたまたやってくれた感じだな。NM 47号と48号の表紙は対になっていて。47号ではNMが48号ではHellionsが同じメ[ズを取っている。

最後にNM 49号。現在のNMのリーダーDaniが未来の悪のDougと対決する。何で悪のDougは上述のHellionsを現在に送り込んだかがわかる。この理屈は面白いな。死者を成仏させるにはDaniのValkyrie(ワルキューレ、北欧神話の天使みたいなもの。戦死した戦士をヴァルハラという宮殿に連れていく役割の人。)としての力が必要だった。悪のDougはDaniによって葬られたかったってことか。

時間の逆説が今回の話のャCントなのだが、ちょっとそれを発展させて、未来を壊すことで、過去を救うって発想が良いな。ただ、哲学過ぎて疲れる。

一方いただけないのは、最後のエピローグ(あ、これ重複表現だ。)2ページは違う画家が描いている点かな。あまり上手じゃない。
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