Frank Miller時代のDAREDEVIL(“DD”)探求の旅はまだ続く。今回は187号、188号のレビュー。
筋書をその Miller、画をKlaus Jansonがそれぞれ担当。添付画像は188号の表紙。Millerの作品。187号の表紙はシンプル過ぎてつまらないので、消去法でこちらを選んだ。BLACK WIDOW (“BW”)の柔らかい外見が非常に良い。
粗筋から。一週間前に浴びた放射線の影響からか、ただでさえ敏感な知覚がさらに過敏になり、ちょっとした周りの音や臭い押し潰されそうなDD。それを制御する術を知るStickの助力を得ようとする。一方Handの忍者に毒を盛られたBWはDDの行方を追う。
気に入ったシーンや台詞を紹介。187号で一番良いのは、いつもと違って調子の出ないDDに気が付き悪人が彼に反撃する。そんな彼を助けたタクシーの運転手。名前もわからないが、乗せていた客を降ろしてまで、DDに手を貸す姿勢に心動かされる。
この時代のNick Furyは白人というのも知ってはいるが、今じゃ違和感がある。凄いなMarvel Cinematic Universeの力は。そのNickがBWの病魔を告知しようとする表情が良い。
安酒場の店主がDDに店を無茶苦茶にされなかったとほっと息を継ぐ。だが、悪人にぼこぼこにされたDDが店から道路に放り出され、店の窓が壊される。このシーンは可哀そうなのだが、面白い。
188号。この号で一番印象に残るのは、Millerの描いた1ページ目のデザインとJansonが描いた完成された画とを比較できる粋な計らい。Millerと比べ名のしれてなかったJansonを読者に印象付ける意図。どっちの画も良いな。
SHIELDがBWを助けるべく手を差し伸べるがそれを拒んだ彼女の台詞。”I’ll find my own way out of this.” 彼女らしいカッチョより台詞。
もう一つ紹介するのはStickの台詞。”If only his (DDのこと) head wasn’t such a snake pit.” 最期のsnake pitは混乱って訳が一番ピッタリくるかな。 DDを助けようとするStickが頑なにタンクの中に閉じ籠り外に出ることを拒む彼を批判しているもの。面白い表現で好き。
さて、4人の命を犠牲にして蘇らせた伝説の忍者Kirigiがアッサリと仕留められたのはなぜなのか。それとも死んだのはKirigiではないのか。次号も既に買ってあるので読むのが楽しみ。
Kirigiは桐木、それとも切木か。
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