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たま~に少し激しいかも?

東京フィルハーモニー 午後のコンサート二回目 小林研一郎さん

2014-10-23 14:55:44 | 舞台
東フィルの午後のコンサート(全四回)、
二回目の今回はコバケンこと小林研一郎さんの指揮による【我が祖国】をテーマに据えたものでした。


毎回違う指揮者の方が、毎回違うテーマに沿って曲を選び指揮棒を振るう…東フィルでも大人気のこのコンサートなのですが、今回はそんな中でも特に!素晴らしかったです。



と、いうのもコバケンさん

初めてこの方の指揮を聴いたのは数年前の年末に主人と訪れた第九だったのですが、大好きな第九がまるで違う曲のように聞こえたことを覚えています。
何度も聴いている曲のはずなのに、「ん?これ第九よね?」って演奏中にもかかわらず思わず確認したくなるような、でもやっぱり第九のような、とても不思議な時間を過ごしました。


そんなコバケンワールド、
始めてのときの衝撃が大きすぎて、大好きな曲をこの方の指揮で聞きに行くのは少し勇気が必要でした。
コバケンワールド、彼の音楽が私の好きな方向に連れていってくれればいいけれど、苦手な方向にいっていまうという怖さもあるから…と。


なので正直今回も、四回おまとめチケットでなければあえて聴きには行かなかったと思います。が!




今回は本当にーーーーっ、素晴らしかったんです。

コバケンさんの音楽と、今回の選曲が!本当に奇跡かと思うほどよく合っていて、軽く浮くように、深く沈むように、ギラギラとした、しんとした、…そんなこの世にある全ての描写を全て体験し切った!と言い切ってしまうような、ほぅっとなるような余韻を堪能してまいりました。


そしてこの午後のコンサートは、指揮者の方が曲の間に曲紹介をしてくださるのも楽しみの一つなのですが、今回はこの時間がかなりディープで楽しかったです。

特にモルダウは、説明の時間に一曲やり切ってしまうんじゃないの?と思うほど長く…笑
しかも、「つまりこういうわけなんですが、言葉じゃわかりにくいと思うので少し演奏してもらいましょう」といってオーケストラに説明の箇所を演奏させるのですが、すごく貴重な時間を頂いて嬉しかったです。
しかもそれが一箇所ではなく、ほぼ一曲分…。。。

オーケストラの演奏をぶつ切りで聴いたり、指揮者が指示を出しながら演奏するのに立ち会えることってなかなかないですし、「こういう風に、いや、もっと強調しちゃって下さい」とか具体的に指示を出されていて、なんだか本番ではなく練習をみているみたいでとても楽しかったです。

そしてそんな風に説明をしてくださったモルダウ、もちろんそのあと通しできちんと一曲演奏してくださいましたが、いままでこの曲を聴いてきた中で今回が一番深く聞くことが出来ました(#^.^#)
特に月明かりのシーンが好きだな。コバケンさんのおっしゃった、「イメージは、空が低い夜の 月」という表現にもぐっときました。



そんな素敵な一部。
一部の曲目は

リストのレ プレレュード
ドボルザークのスラブ舞曲
ダニーボーイ
スメタナのモルダウ

でした。


どれも本当に素敵でした。
上でも述べましたがどれも本当にコバケンワールドにピタッとハマっていて優雅で力強くて素晴らしく、もしかしたらコバケンさんのためにある曲なのかな、と思ったほどでした。



ちなみに曲にはあまり関係ないエピソードですが、「随分前に亡くなった父が火葬場でちょうど煙になっている頃に僕は公演でこのダニーボーイを演奏していました」とのことで、その説明の後に演奏されたダニーボーイは凪のような気持ちで聴くことができました。




さて、短い休憩を挟んで二部はドボルザークの交響曲第八番

こちらも本当に最高でした。
これもね、コバケンさんの世界と完璧にシンクロして、いつも聴いていたものの何倍にも音の層が厚くなったような、そんな素晴らしい作品でした。




あー、素敵な癒し時間、午後のコンサートも二回目を終えてしましました。年明けからのあと二回も楽しみたいと思います(#^.^#)






まずは今週もうひとつ行く予定のコンサートに切り替えよう。次はショパン!楽しみだなー(#^.^#)

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