牡丹 油彩 F10号
“立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花” と美人のたとえとして 言われている
西新井太師に咲く大輪の牡丹の花を描きました。
【花冷えの雨夜を過ごし朝の陽に照り輝けり真っかな牡丹 】
【 大輪の真っ赤な牡丹咲き誇りそこだけが愛欲の如き場】
【くれなゐの牡丹の花弁が風を受け4.5枚こぞりてぞぞっと落ちき】
芍薬・牡丹・百合ともに漢方薬として婦人病などに用いられる ことはあまり知られていない様です。
そもそも仏教伝来の頃、 薬用植物として中国より 渡来して
その後、平安時代に観賞用として栽培され、江戸時代には盛んに栽培されるよう になったらしい・・・!
【 牡丹花は咲き定まりて静かなり 花の占めたる位置のたしかさ】
この歌は木下利玄氏の短歌です。花の美しさ花の確かさ花の雄大さを
捉えていて大好きな歌です。