ドキュメンタリー映画「日本と原発」 見てきたー
「伊方原発」運転差し止め訴訟(松山地裁)の法廷で一部上映された映画で 全国の原発訴訟において裁判所に提出されているもの
感情に走らず 有識者の話は分りやすく
でっち上げなく 冷静な判断を求める姿勢で作られている印象だったな
映画なので 引き込まれるように 映像テクニックは入れてるよなとは思った
例えば
ブルーシートが掛けられたフレコンバック(黒い袋の除染作業で出た放射性廃棄物をいれたやつ)が ずぃーーーっと並べてあって その上に青空が広がってて・・・・
ってな映像が ポンッと安倍総理の演説(オリンピック委員会総会でのプレゼンかな)の映像 に切り替わるところ とかね
安倍総理 “今、福島では 青 空 の 下 子 ど も た ち が 元 気 に サ ッ カ ー を し て い ま す ・・・・(中略)・・・・子どもたちの安全と未来に責任を持ちます” ってな演説
あきれ笑いかな 会場内がクスクスしたよ
映画の内容は 2時間15分盛りだくさんで 間違ったこと書くといけないからあんまり書けないけど
国富流出3.6兆円って言うけど 実はね・・・の話、
技術は失敗改善で向上していくというのはさー 原発に関しては取り返しがつかない結果を招くから 当てはめらんないよーって話、
原発での自己完結型エネルギー開発 もう無理って話、
シビヤアクシデント対策 先送りしちゃってさ の話、
原子力ムラの話、
廃墟になったプリピャチの話、
震災直後 助けを求めてる人がまだ生きてるはずで翌朝助けに行くつもりだったのに、避難命令で入れず 一ヶ月後・・・・の話 これキツかったな 私・・・
飯舘村の話、
原発コスト青天井の話、
「安全基準」って言ってたのが「規制基準」になってるしー 落ち度あるしーって話、
裁判官も原子力シロウトでさ って話・・・・・あ、これは 映画の後の講演会で出た話だっけ?
その他 あれこれ・・・・・
私は わりと興味を持って ネットであちこち読んだりしてたから なんとなーく知っていることがけっこうあったけど
福島のこと 応援したいと思うなら・・・・心を寄せたいと思うなら 見るといいよ
この地震大国で暮らしたいなら見とくといいよ
って思う
経団連さんや政治家さんたちの立場や考え方や都合や欲も分ってあげたいとは思うけど・・・・・・そろそろ 電力事業絡みの経済体系のテコ入れどきなんじゃない?