弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

狂気の在りかた

2018-07-02 00:07:40 | 思考
mECTを受けた人がその後にどうなっているかを全く知らない。
自分のようにブログとか文字で記録したものがあるかも分からない。
ネット上をくまなく調べればあるのかもしれないが、それはともかく、経験者同士で会って話してみたい。

ただただ、遠い。何もかも。
こう記述してみればそれまでなのかもしれないが、この記述で正しいかどうかが分からない。
少なくとも、術前術後で何か、決定的なものが変わってしまった。
正しさの在り処も分からない。

術前が、記述し説明し、理解を得られる狂い方ー精神病ということを狂うと言っているのではないーだったのに対して、術後のこれはそういうものではない。
切実感と現実味に欠けているというのは内面のことだけではなくて、説明することにもそれが欠けている。
当の本人が説明に違和感を抱えているというのもあり、理解を求めていない。

そう、こう書くことすらも。。。

そう考えていくと、もはや、正常な狂い方ではないのだろう。
不条理そのものであろう。

だが、カミュの異邦人のような、突発的に何かしでかすような狂気の在りかたでもなく、刑務所に入るために犯罪を犯す類いのものでもない。
誰に何を弁明する訳でもなく、非社会的な在りかたをしても反社会的な在りかたは生来の気質上あり得ない。
それは理解している。自分を客観的に見てもいる。

むしろ、反社会的な狂い方など理解の対象となってしまうという意味で生易しい。
ただただ、この鈍痛が、世界の土台が揺らぐような振動が、己を正常な狂い方に導くならば、いっそのこと、自分を自分で処分しようとも思う。

そういうことはないと思うが。