弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

発症時期という問題ー病前という概念

2018-07-21 15:05:07 | 思考
臨床心理学や精神医学を学んだ結果、素因ストレスモデルというのが妥当なモデルだと思う。
つまり、潜在的に(遺伝子レベルで)発症する原因を持っており、ストレスで発症する。
そして、潜在的な要因もストレス耐性も個人差がある。
更には、ストレス耐性も領域によって違う。
(おまけに近年ではレジリエンスという弾力性という概念もある)

社会不安ーシャイネスは生まれ持ったものだ、
だが、気分障害は?

高校2年の頃には抑うつ気味で自殺のことを考えていたうえに、醜形恐怖で強迫的な所があった。
だが、生きる活力的な部分では削がれていなかった。
高校3年の秋に父を亡くして、活力が減り(以来、秋には不調になる)自責感も増えた。
だが、それでも、最大のストレスだったのが東大受験失敗だろう。
その年に受診した訳だし。

大学時代にストレスのかかる部活でもっと悪化した。

果てはmECT

じゃあ、いつが病前なのか。

高校2年の前か父の死の前は東大受験前か部活に入る前か。
今現在の病名は双極性障害二型+社会不安障害でむしろ不安障害の方が重い。
これで自立支援と障害者年金を貰っている以上、病名はどうでもいい。
社会不安障害は自覚しているし、気分の変動はある。


最初は古典的うつ病、次に非定形うつ病、次に反復性うつ病性障害(双極性障害Ⅱ型疑い)→双極性障害Ⅱ型
最近の概念だと双極スペクトラムだろう。

でも、
・元は真面目で勤勉とは言い難い(東大受験の前でも合格判定Aだったので大してやってないし、中高でも平常学習はほぼ皆無、成績は良かった
・元から割と気分屋→つまり安定していない
・ただし、状況が揃えば過剰適応する(大学の部活に顕著

という特性からすると、双極なのかも分からない。
ただし、詐病でもない。mECTの前に結構な数の検査を受けたけど、手術の適応になった訳だし。

とまあ、精神科医療の闇を体現している訳だけど、病前っていつでどんな気分だったのか。
今も波があるが、基本的に低め安定(双極性障害者はこれに行き着く

本当に正常だった自分って何なのか。分からない。

逆にもう思い出さなくてもいいのかも。
とりあえず、もう薬物療法にも心理療法にも期待することがほとんどないなら、そしてmECTで本来の自分なんてものがほとんど消え失せたならば、これから自分を形成していこう。

今はどうしたら効果的に長時間、勉強出来るか。その一点。
入った後の心配も要らない。
そもそも、パーソナリティが環境によって大分違ってくるのだから。