4月と言えば、野球の開幕の季節。
既に開幕しているプロ野球、
そして熱戦が終了した選抜高校野球など、
各地で熱戦が連日行われています。
野球好きにとっては、
『ああ、またこの季節が巡ってきたか』
と感慨深くなる、
桜の季節ですね。
今年は例年と違い、
ワタシも久しぶりにセンバツに繰り出してみたり、
『春からどっぷりと野球に浸ろうか』
と思っていましたが、
何だか忙しさでなかなかゆっくりと観戦することがままならず、
ふと気が付くと、
MLBもとっくに開幕していましたし、
東京六大学、東都大学をはじめとして学生野球も開幕していました。
深夜から朝だけは時間があったので、
ゆっくりマスターズを見たりはしていましたが、
『ハッ』と気づいちゃったらもうたまりません。
今週ぐらいからは、
『やっぱり野球』
に浸っていこうかなあと考えたりしています。
MLBは、
青木が絶好調で立ち上がったようですね。
ジャイアンツに移籍しての1年目。
リードオフマンとして、
不動の地位を築き上げる大事な年になりそうな青木の出だし。
この調子を維持して、
またワールドシリーズに進出できるよう、
応援していきます。
イチローもまずまず。
”第4の外野手”としてのスタートで、
その立ち位置やコンディション調整に戸惑いもあるでしょうが、
『今年も我らのイチローは、やっぱりイチローだった』
とファンを安堵させるプレーを見せてほしいです。
対してヤンキースは、
田中マーくんが乱調で開幕戦を落としたのを皮切りに、
開幕前に不安視されていた通りの、
何だか暗雲立ち込めるシーズンの幕開けという感じですね。
Aロッドじゃあ、
もうどうにもならんと思いますよ、実際。
ア・リーグでは、
タイガースとロイヤルズという昨年も活躍した中地区の2チームが、
ロケットスタートを切りました。
東ではボストンが好スタートですか。
昨日田澤が投げているところを見ましたが、
今年もやってくれそうですね。
後は上原が完全復活してくれれば・・・・・・というところですか。
学生野球は、
先週から本格的に『春の陣』が開始されました。
【戦国東都】では、
第1週で早くも、
昨秋Vの駒沢が拓殖に敗れるという波乱の展開。
そして専修は1部に昇格しての初戦で、
中央に連勝して待望の勝ち点を奪いました。
まさに【戦国東都】の面目躍如といった感じですね。
結果を見ただけなのですが、
拓殖ではいきなり明徳義塾出の岸が3番で先発出場。
今後の大活躍を予感させるデビューを飾りました。
そして土曜日には東京六大学が開幕。
いきなり初戦で、
法政期待の新人、森田(富山商)が慶応相手に6回10三振ゼロ封。
開幕戦を飾り、
勢いをかって昨日も連勝で勝ち点を奪いました。
ここ数年、
ゴタゴタが続いた法政。
一昨年秋から3季連続での5位に終わり、
屈辱を味わってきました。
ようやく【いい流れ】を呼び込めそうな、
この森田の好投ですね。
ちなみに捕手も1年生の中村(多良木)。
”法政新時代”の幕開けです。
連敗続きの東大は、
王者・明治といきなり対戦して、
2戦ともに完封負け。
投手力は底上げが出来ているようなので、
何とかして『打つ!』事が出来れば・・・・・・と思いますが、
どうなるでしょう。
法政が低迷を脱すると、
5チームの戦力がそれぞれ素晴らしいので、
なかなか勝つのは難しい気もしますが・・・・・・
頑張ってほしいものです。
先んじて開幕している首都大学野球では、
昨年の春の日本一に輝いた東海大が、
開幕で早速敗れるという波乱の幕開けとなっています。
首都大学は昨年から、
1部が8チーム編成となり、
試合形式も『勝ち点制』から『勝率制』へとなっていますので、
1つの勝ち、負けが後々大きく響いてくることも考えられます。
そういった意味で、
なかなか面白い春の陣のスタートということも言えましょう。
木々の若い芽が育ち出すように、
春のリーグ戦は各チームの新戦力を見るのが楽しみ。
6月の【梅雨の祭典】全日本大学野球選手権まで、
このヒリヒリのバトルは繰り広げられることとなります。
そして選抜を終えた高校野球。
センバツでは代表の2校がともに初戦負けで精彩を欠いた東京に、
とんでもないスーパールーキーが現れ、
話題を独占しています。
その名も清宮幸太郎。
既にご存じの方も多いと思いますが、
ラグビーの名将で今季ヤマハで日本選手権に初優勝を飾った清宮監督の息子です。
中学球界では知らぬ人はいないほどの”超大物”でしたが、
このほど春季高校野球東京都大会の本戦から、
名門・早実の3番として鮮烈なデビューを飾りました。
184センチ、97キロというその体格、
父、母、おまけに祖父のDNAを受け継ぐその良血ぶり、
そして小・中学校時代のまごうことなき世界での実績・・・・・・・・。
そりゃあ、
”清原、松井以来の超大物!”
とマスコミが大騒ぎになるのも、
分かる気がしますがね。
どうか、
恐ろしいばかりのマスコミの喧騒が、
この有望な選手をつぶすことなきよう、
お願いしたいですね。
この夏、
たぶんその一挙手一投足が、
漏れることなく報道されてしまうんじゃないかなあ……
なんて心配になります。
同じ早実で『一世を風靡した』先輩球児でも、
荒木大輔は1年生の夏以降、
斎藤祐樹は3年生の夏以降でしたからね、
追いかけまわされるのは。
1年の夏から追い掛け回されて、
自分を見失ってしまわないよう、
期待しています。
今年の夏の西東京。
熱い戦いになりそうですね。
”王者”日大三がいったいどんな”清宮対策”を立ててくるのか、
注目しています。