ほぼ絞られてきたセ・パの優勝争いをしり目に、
3位争いの同義語であるCS進出争いが、
熾烈を極めてきました。
セ・リーグでは、
中日が2位をガッチリ確保。
チーム状態からいうと、
トップのヤクルトを捕らえるところまで行く可能性もあります。
(ナゴヤドームでの直接対決がまだ多数残っていますので)
ダンゴ状態の中から中日が抜け出したことにより、
残りのCS枠はわずか1。
これを巨人、阪神の”伝統の”2チームが最後まで争う展開です。
現在の両チームの差は2ゲーム。
週末には甲子園で、
大事な3連戦が行われます。
この3連戦が今後を占う意味では非常に大きな対戦になりそうですね。
開幕前から優勝候補に挙がった両チームながら、
ここまでの戦いぶりは、
ファンに大きなストレスを与えるようなものでした。
最後の20数試合、
しっかりと結果を残して、
CSでの大逆転を狙ってほしいものです。
さて、パ・リーグです。
1位SB、2位日ハム、
その他大勢・・・・・・・。
という戦いに終始したシーズンですが、
ここにきてCS争いが風雲急を告げてきました。
まず飛び出た楽天が失速。
その隙に急浮上してきたのがオリックス。
金子を中心にした強力投手陣に、
打線ががっちり絡み合い、
パ・リーグ随一の安定感を誇る戦いぶりです。
ここ20試合は何と15勝5敗。
突っ走るという言葉がぴったりの快進撃ぶりです。
そしてここにきて浮上の気配を見せるのが埼玉西武。
こちらも”しょ~もない”戦いぶりに終始してきましたが、
9月の声を聞くと一変。
14勝3敗と、
今までが信じられないような”勝ちっぷり”を見せています。
こちらは先発投手陣の安定と、
なんといっても”おかわり”こと中村の大爆発でしょうね。
飛ばないと言われてほぼ全選手が苦しむ統一球もなんのその。
自身初の50発ペースで、
本塁打王争いを独走中です。
この両チームが、
最後のCSへのイスを争い、
鋭くバトルする展開となり、
”無風”だったパ・リーグの戦いに”熱風”を吹き込んでくれています。
ここに『まだあきらめるわけにはいかない』楽天が絡むと、
本当に面白いことになってきます。
レベル的にも、
勝率5割を超える争いになってきそうな気配ですから、
納得して戦いを追うことができますね。
(5割を下回るチームがCSに進出することは、どうあっても許せないので・・・)
両リーグともに、
大型台風のように突っ走りゴールを切るチームが出てくるのでしょうか。
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