ラグビーワールドカップ準々決勝。
日本は南アフリカと対戦し、
健闘するも3-26で敗れ、
大会を終えました。
日本列島が揺れた80分。
ジャパンは本当によく頑張った。
しかし、
南アフリカは本当に強かった。
4強の夢は潰えましたが、
本当によく頑張った。
感動以外の何物でもない、
9月20日からの「夢のような日々」でした。
この日の試合、
前半は日本がいい感じで試合を運び、
南アフリカはミスを連発して、
3-5と2点差で折り返しました。
正直「行けるのでは」と思いました。
ただ何となくではありますが、
「ジャパンの選手の方が、疲労度が高い」という風に見えたのも確か。
後半最初に得点を取って逆転すれば、
南アフリカは前回大会の様に焦ってくれるのではと思ったりもしましたが、
さすが過去のワールドカップを2度も制した強豪だけあって、
後半の戦いぶりは見事なものでしたね。
ハイキックに対しては日本も実にうまく対処していましたが、
セットプレーを完全に攻略されて、
一方的に攻められ続けていました。
自陣でのプレーがほとんどになり、
ボールを持っても鋭い出足でゲインを切れず、
そのうち反則を犯してPGを重ねられるという嫌な展開から、
ジワジワと離されて日本にも焦りが出てしまいましたね。
後半中ごろの、
モールからグイグイ来られて最後取り切られたトライは、
効いてしまったなあ。。。。。
ものすごい迫力だった。
それでも最後までファイティングスピリットを捨てずに、
目に光を宿しながら相手に向かい続けた日本代表の選手たち。
本当に素晴らしい戦いでした。
日本の旅は終わりを迎えましたが、
彼らの後に、
必ず道は作られると思います。
日本中がこんなにもラグビー一色になった1か月。
本当になんか、
誇らしくもうれしい時間だったなあ。。。
世界8強。
しかも、
最も番狂わせの起きる可能性のないといわれるこのラグビーというスポーツで。
彼らの歩んできたこのものすごく苦しく長い道、
それに思いをはせたとき、
本当に涙が出てしまいます。
試合前に君が代を聞きながら、
流が流した涙。
試合前で気持ちが高ぶっていたというだけではない、
これまでの歩みに思いをはせた涙に見えました。
やっぱりスポーツで流す涙は美しい。
そして嬉しい、誇らしい涙ですね。
彼らが日の丸をつけて、
世界の人が見る前で素晴らしい戦いを見せてくれた。
もうそれだけで、
日本人として、
彼らを誇る気持ち、
MAXになってきてしまいます。
「まだ見ぬ地平」
確実にこの目で、
見ることが出来た大会でした。
しかしまだ、
立てはしなかった。
これからまだ、
大いなる楽しみが残った!!
そんな大会になりました。
この今日のくやしさは、
必ずや画面の向こうで「次はオレが・・・・・」と思っている後輩たちの手によって、
晴らすことが出来ます。
日本ラグビー
ここからまた、
進化が始まります。
ワタシはもう、
ただこの言葉しかありません。
ありがとう ラグビー日本代表
さて、
来週は気持ちを新たにして、
準決勝、そして決勝を楽しむことにします。
それでも前半は見せ場も作り、食らいついていきましたが後半になると・・・
何もさせてもらえませんでした。ぐうの音も出ませんでした。
(福岡がコルビを振り切った場面は爽快でした。同じウイング相手にそれもスワーブで!!コルビ相手にスゴイですよ!触れさせませんでしたから)
フィジカル大国の面目躍如といったところでしょうか、
ハーフウェイライン付近のモールから22mラインまで押し込まれた場面なんかほんとショックだったわー。
まだまだあの辺のチームの牙城は、そうやすやすと崩せるものではないと痛感させられました。
ま、逆に簡単に崩れてもらっちゃあイカンのでもあります。
それにしても本当に強くなりました。
まさかこれほどまでになるとは。
心底そう思いますね。
プール表で一番上に日本の文字。それも4勝0敗。
トーナメント表のそうそうたる国名の中に日本の文字。
今見ても夢のようです。
かつてこれほどまでの至福を感じたひとときはなかったように思います。
(サッカーのジョホールバル以来かなあ、いやあれは至福とはちがうなあ。やったー感はハンパないけど)
そんな夢のようなことをやってのけたジャパン。
心の底からありがとうと言いたいです。
幸せでした。
ほんっっっとうにありがとう!!
(といいつつもロス感が・・・)
PS
息子がよほど感動したらしく、
お父さんがラグビーやりよったって事が改めてスゴイと思った。なんかうらやましいわー。
というメールが来て、自分がちょっと誇らしくなりウルっと来ちゃいました。
ワタクシ事ですいません笑
ラグビー日本代表、なんだか言葉になりませんね。
素晴らしかったとしか言いようのない戦いが終わって3日、まだ何となくぼーっとしています。
昨日もなんだか天皇陛下の即位礼を見ていて、そのあと映画など見ていたら知らんうちに夜になっていて、『お~そうだ、日本シリーズやってんだった』とチャンネルを回してみたら稲垣がゲストに出ていてびっくりしました。
これからこのブームを『ホンモノの人気』につなげなければいけません。ラグビー界が望んだ以上の成果を上げた選手たち、その選手たちに引っ張られ、ラグビーが久々に日本スポーツ界のメジャーの座に座るチャンスを迎えています。
このチャンス、ものにしなきゃウソです。
目指すは今大人気になっているBリーグかな。そのためには、やることは山積み。協会の方、チャンスを掴むのは今しかありません。
さて、hanahana様は元ラガーマンだったので、いつも深い洞察を教えていただいて、ありがとうございます。息子さん、いい息子さんですね~。なんだかあの日、試合後に完全に「戦士の顔」から「パパの顔」に戻ったリーチやトンプソンの姿と重なりました。
あまりにも素晴らしい光景で、やっぱり放送の終了まで、余韻を引きずりながらずっと画面にくぎ付けでした。
ラガーマンに、かんぱ~い。