12/23 ≪FUJI BOXING≫ ~横浜アリーナ~
◇WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回戦
王者・村田諒太(帝拳) × 9位・スティーブン・バトラー(カナダ)
◇WBC&IBF世界Lフライ級王座統一戦 12回戦
WBC王者・拳四朗(BMB) × IBF王者・フェリックス・アルバラード(ニカラグア)
◇IBF世界フライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・モルティ・ムザラネ(南ア) × 14位・八重樫東(大橋)
ちょうど1年前、
10月20日にラスベガスで村田諒太が衝撃の完敗を喫し王座を陥落してからちょうど1年。
その間にいろいろありました。
現役引退を示唆していた村田は、
「どうしてもこのロブ・ブラントにリベンジしてからでないと、リングを降りることはできない」
と決意の現役続行を宣言、
因縁のロブ・ブラントとの対戦は7月12日に行われました。
人気も実力も、
”モンスター”井上尚弥と日本のツートップといわれていた村田でしたが、
この1年間は紆余曲折があり、
世界の評価を不動のものとした井上とは、
どうしても比較されることが多かったのも確かです。
「負けたまま終われるか!」
村田の本能が目覚めたこの7.12決戦は、
前回完膚なきまでにやられたロブ・ブラントに対して村田の野生が炸裂。
何と2Rであっという間にKO勝ちを収めました。
『これが本当の村田だ!!』
ワタシは狂喜乱舞しましたが、
そこからまたマッチメイクやら何やら、
なかなか一筋縄でいかないところが、
ボクシングのボクシングたるゆえん。
やれこのプロモーター同士はかみ合わないだとか、
やれテレビ放映の問題だとか、
本当にすっきりしないことだらけのマッチメイクで、
なかなか対戦相手も決まらないままここまで来た村田のタイトル防衛戦。
そういった意味では、
井上尚弥の出場するWBSSは、
何と言ってもトーナメント形式なので、
本当にすっきりと「だれが一番強いのか」を見られる大会だと思いますね。
(まあ、これもまたいろいろと問題ははらんでいますが・・・・)
ということで村田。
12月23日に横浜アリーナで、
聴くところによるとかなりのハードパンチャーであるスティーブン・バトラーとの対戦となりました。
一瞬『おッ12月23日か。天皇誕生日で祝日かあ。。。。』と思ったのですが、
今年からその祝日はなしということを後で気づいて、
『お~年末のド平日の月曜日、しかも横浜開催か~』
とちょっとその開催日に引いてしまっているワタシです。
まあ、そんなことは置いておいても、
なかなかの相手との楽しみな試合となりました。
村田にとっては、
GGGあるいはカネロとの「頂上決戦」を目指すのであれば、
勝つだけではなくしっかりと観衆の目を引く勝ち方が求められる試合となりますね。
まあしかし、
あのミドル級のタイトルマッチなのに、
『勝ち方が問われている』
なんて言葉が吐けるということ自体、
なんだか少し前の時代とは隔世の感がありますね。
それだけ村田が稀有な存在ってことです。
ワタシは村田の試合、
あのエンダム戦以来となります。
とても楽しみですね。
そしてこのタイトルマッチ、
拳四朗の防衛戦と、
八重樫のタイトル挑戦も組まれた「トリプルタイトルマッチ」の夜になります。
12月も年末押し詰まった30日とか31日とかだと、
やっぱりすべてを横に押しやって試合に駆けつけるということもままならないので、
「クリスマスイブイブ」
のこの日のタイトルマッチ、
いいかもしれませんね。
村田~ 頼んだぜ~
いい夢見させてくれ~