昨日の広島―西武戦で、
今季から採用のコリジョンルールが適用され、
広島のサヨナラ勝ちとなりました。
試合は2-2で迎えた9回裏2死1・2塁の場面。
打者赤松の放った打球はセンター前へ。
2塁ランナー菊池は本塁へ突っ込み、
センター秋山はバックホーム。
野球で最も盛り上がるシーンは、
『本塁寸前タッチアウト』
でしたが、
広島・緒方監督の抗議を受けて審判団が協議した結果、
コリジョンルール適応でランナーの生還が認められ、
広島のサヨナラ勝ちとなりました。
ルールはルールなので、
この判定に異議はないのですが、
なんだか野球の醍醐味というか、
そんなものが著しく削がれていく感じで、
負けた西武のファンはもとより、
勝った広島のファンとてサヨナラ勝ちになんだかすっきりしないものが残ったでしょうね。
キャッチャーがホームの前に立ってベースをふさいでいたのなら、
その時点で審判は『セーフ』の判定をしないといけないのではないかな?
そんな風に思いますね。
だから球審は、
バックホームの時はホームより一塁側に立って、
三塁から本塁の線上をしっかり確かめながら見なければいけません。
コリジョンルール自体に疑問はありますが、
それ以上に『ビデオ判定』が導入されたことに、
なんだか野球の醍醐味がなくなっていく、
競技の質が変わっていく気がしてなりません。
いちいち『ビデオ判定』していたら、
なんだか試合のリズムが壊れていってしまう気がしますね。
ビデオの判定を入れるのであれば、
徹底的に『競技本来の判定の趣旨』を厳格に適応して、
ストライク・ボールの判定にも導入しなければおかしいのでは、
と思ってしまいます。
ストライク・ボールの判定があんなに審判によってぶれぶれなのになあ・・・・
なんてワタシは思いますがね。
いっそのこと、
SBイチオシの『ペッパー』でも審判に導入したら?
そうしたら監督や選手たちも、
抗議しなくなるんじゃないですか?
ゆる~い反応しか返ってこないですから。
いずれにしても、
野球の試合として、
あの決着だけはご勘弁願いたい・・・・・というような試合の終わり方でした。
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