≪第98回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【第4日】
第1試合 広島新庄(広島) 3-2(延長12回) 関東一(東東京)
第2試合 樟 南 (鹿児島)9-1 京都翔英(京都)
第3試合 市和歌山(和歌山)8-2 星 稜(石川)
第4試合 花咲徳栄(埼玉) 6-1 大曲工(秋田)
今日もよく晴れ、よく観客の入った甲子園。
それにしても昨年来からの高校野球人気、
とどまるところを知らないといった感じですね。
いよいよ今日からお盆休みの人も多いと思われ、
好カードの続く中盤戦、
連日甲子園は観客で満員になることでしょう。
そんな中で昨日も四試合。
昨日は第一試合が激闘となりました。
両校ともに昨年からの連続出場。
しかし広島新庄がエース堀を含め何人もの選手を旧チームから残しているのに対し、
関東一はほぼ昨年四強入りしたメンバーは卒業して、
チームカラーもすべて一新したチームとなっているという、
対照的な両チームの対戦でした。
試合は両監督が望んだ、
ロースコアでのしのぎあいとなりました。
ワタシは、
絶対的な力はないが一年間しぶとい戦いぶりでこういった接戦をことごとく取っていき、
終わってみれば『東京都で無敗』のまま甲子園に乗り込んで来た関東一が優位かなあと思っていましたが、
広島新庄のエース堀がそれは見事なピッチングで、
関東一に付け入るスキを与えない試合となりました。
決着はやはり四球がらみ。
関東一2番手の竹井投手は、
球威はあるものの制球が定まらず、
12回に1死から内野安打を許すと四球、四球で満塁にピンチを拡大し、
すかさずセンターに犠牲フライを打たれて万事休す。
関東一としては、
望んだゲーム展開だっただけに無念の敗戦といったところでしょうか。
一方の広島新庄は、
やはり『絶対的エース』の堀が素晴らしく、
崩れにくいチームですね。
やや湿っていた中軸はじめ攻撃陣が機能してくると、
もっと面白いチームになってくることでしょう。
第二試合は一方的なゲーム。
樟南の左腕二本柱は県大会の時から注目していましたが、
この甲子園でも見事なピッチングを披露。
初出場とはいえ、
ど迫力の打線を持つ京都翔英に対して、
堂々としたピッチングを披露して完勝しました。
樟南は勝ち上がっていくチームの時に特有な”匂い”みたいなものが感じられるのですが、
なんだか今年のチームにもややその匂いが感じられる気がします。
楽しみですね。
第3試合は、
星稜があまりにも前半にチャンスを逃しすぎて、
試合の流れを完全に手放してしまった試合でした。
このところ世間では『大逆転の星稜』ということで認識されていますが、
これだけ悪い流れになってしまうと、
後半の大逆襲は難しいですね。
第4試合の”サウスポー”は、
大会注目のBIG3の一人である、
花咲徳栄の高橋昴。
145キロの速球と変化球に、
コントロールも素晴らしく県大会無失点。
満を持しての登場でしたが、
この日は全く自分のピッチングはできず。
コントロールの甘さや球のキレのなさはもとより、
気になったのは完全なひっかけ球が多くて、
県大会を見ていたものとしては、
信じられないようなピッチングでした。
しかし、
そんな中でも相手を1点に抑え切ったということこそ、
彼のこの1年間の成長のあかしだと思います。
大曲工の打線は、
県大会で1割台と湿ったのがうそのように、
鋭い振りで高橋に襲い掛かりました。
いい試合でしたね。
そんな中で、
バックがしっかりと守り切ったのと、
得意の『1点ずつをしっかり取りに行く』野球で、
終わってみれば完勝でした。
優勝を狙うにしてはこの初戦は今一つの評価かもしれませんが、
高橋昴が徐々にそのコンディションを上げていけると考えれば、
非常に期待が持てるチームということが言えそうです。
しかしながら次戦で難敵、
樟南との戦いが待ち受けます。
サウスポー同士の投げ合い、
見ものですね。
ということで、
第4日もまた、
見どころの多い1日でした。
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