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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第85回選抜高校野球大会  ≪第5日≫  激闘13回の末

2013年03月27日 | 高校野球

≪第85回選抜高校野球大会≫

【第5日】

第1試合  済美 (四国・愛媛)  4×-3  広陵(中国・広島)  延長13回
第2試合  濟々黌(九州・熊本)  2-0  常総学院(関東・茨城)
第3試合  敦賀気比(北信越・福井) 6-5 京都翔英(近畿・京都)


第5日目の第1試合。
注目の150キロ投手、安楽を擁する済美が登場。
優勝候補の広陵と激突しました。

安楽は、
『凄まじい』という形容がつくほどのピッチングで広陵の打線を8回まで内野安打2本に抑え込み、
勝利を目前まで手繰り寄せました。

しかし広陵も強豪としての執念を最終回に見せ、
3本の長短打と犠牲フライであっという間に同点。
試合は延長にもつれ込みました。

延長ではチャンスをつかみ続けたのは広陵。
やや球威の落ちた安楽を攻めあと一歩まで攻め込みますが、
そこで安楽が実に『大人』のピッチングを見せ、
落ち着いて勝ち越し点を与えません。

この投球、
昨年の藤浪投手(大阪桐蔭⇒阪神)にも共通する、
頭のいいピッチングです。
なかなかできるものではありません。

そしてそのピッチングに応え、
延長13回にようやく済美は、
安楽のヒットからチャンスをつかんで、
最後は満塁からバウンドを合わせ損ねたファーストのミットをはじいた打球でサヨナラ勝ちを収めました。

安楽投手は230球を超えるピッチング。
今年初の公式戦で大変な球数になってしまいましたが、
その存在感を満天下に示す素晴らしいピッチングをしましたね。

プロのスカウトの評価も◎がいくつもついたことでしょう。
まあ、まだ新2年生ですから、
ドラフトはずっと先のことですが。

第2試合では、
こちらも注目の濟々黌・大竹投手が登場。
昨夏に続く応援団の大声援の中で、
スイスイと強打の常総学院を完封。

9安打を打たれながら四球はゼロ。
力の入れどころと抜きどころを心得た、
心憎いばかりの『プレースメント・ピッチ』でした。
昨夏から、
確かな成長の跡がうかがえました。


さて、
この両チーム、
次の3回戦で激突します。

剛の安楽 vs 柔の大竹。

本当に楽しみな対戦となりました。

両投手は打撃でもチームの中心。
初戦では、いずれも相手投手を打ち砕くタイムリーを放っています。

さあ、
この両投手のコントラスト、
大会随一の激闘の匂いもします。


第3試合では、
3ランの打ち合いというド派手な試合展開になりましたが、
打力で勝る敦賀気比が終盤逆転して逃げ切りました。

敦賀気比の打線は好調ですね。

災難続きの岸本投手も、
最後まで乱れることなくマウンドを務めあげました。

あっぱれ!!

ということで、
今日はやや天候が心配される甲子園。

しかし、
続々と登場する今大会のキラ星達が、
そんな曇天を吹き飛ばしてくれるはずです。



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