昨日行われた中谷潤人のWBC世界バンタム級タイトルマッチ。
指名挑戦者を迎えた中谷、
しかし試合の前から、
試合の焦点は「中谷がどう勝つか」ということ。
中盤のKOというのが一番人気でしたが、
中谷はわずか1ラウンド2分37秒、
157秒での一撃KOで相手を沈めました。
いやぁ
すごかった。
瞬き禁止は井上尚弥の専売特許でしたが、
中谷もこの域まで到達してきましたね。
何度も言いますが、
「スターは観衆の望んだことをやる、しかしスーパースターは、それ以上のことをやる」
と言われています。
今のボクシング界、
いやっ日本の歴代のボクサーで、
これを実現した人はほとんどいませんが、
井上尚弥がその「スーパースター」そのもののファイトを何度も見せてくれています。
しかし、
中谷潤人も、
いよいよその域に到達してきたというのを、
昨日まざまざと感じることができました。
狙い澄ましたボディー一閃、
相手は悶絶して倒れ込み、
立ち上がりましたがファイトはできませんでした。
試合後にインタビューで、
今後バンタム級で統一タイトルマッチを目指し、
その後に超ビッグファイト、
井上尚弥との一戦も
「自ずと実現すると思う」
と明言しました。
今世界に冠たる井上尚弥、中谷潤人の両日本人ボクサー。
中谷も多分、
昨日のファイトでPFPは上昇して行くことでしょう。
井上尚弥は今後2年スーパーバンタム級にとどまると明言していますが、
もしかしたら階級を上げてくるであろう中谷潤人との超スーパーファイトも、
ひょっとしたら視野に入っているのかな?
いずれにしても、
中谷が同じような成長曲線を描いた来年ぐらいを思い浮かべると、
両者が激突したら、
一体どんなことになっちまうんだろうか・・・。
なんか、
両者の大ファンなんですが、
これを考えると、
震えちゃうというか。。。
本音を言うと、
「やって欲しくない」ファイトのNO1ですね。
PFPの1位を両者で争うなんてことであれば、
こんなワクワクしたことはないんですが、
両者のファイトは。。
怖すぎて見られないかんじです。
まあしかし、
バンタム級では中谷は、
井上拓真にアプローチをかけていくんでしょうね。
そしてここを撃破し、
因縁を作って、
井上尚弥にプレッシャーをかけていく、
ということなんでしょう。
これからのボクシングシーン、
楽しみと怖さが同居する、
ものすごいヒリヒリしたことになっていきそうですね。
そして昨日同時に行われた那須川天心のファイト、
これもインパクトを残しましたね。
彼がことさら世界チャンプになるのを急いでいないのは、
中谷も同じ帝拳ジムマネージメントの選手ですから、
目論見としては「中谷が階級の王座を統一して、その後階級を上げてから、ゆっくりとバンタム級で世界を獲ろうや」ってことなんでしょうね。
つまり、
今の状況のバンタム世界戦線には参加しないって戦略なんでしょう。
さーこの中谷の超スーパーノックアウトを見て、
他の3人のバンタム級世界チャンプたちは、
一体何を感じたでしょうね。
9月3日には武居が比嘉と世界タイトルマッチに臨みます。
もちろん井上拓真、西田もこれに続いていくでしょう。
バンタム戦線、
上のスーパーバンタム級戦線む含めて、
全く目が離せなくなってきました。
この辺りの階級、
日本最強ならばすなわちそれが、
世界最強ということ。
うーん、
やっぱり今は、
日本にとっては「ボクシング黄金時代」と言えますね、
間違いなく。
その中心には、
井上尚弥と並んで、
間違いなく中谷潤人が立っています。
予想以上の終わり方でした。
この瞬間、ワタクシ飲み物を倒した瞬間と不運にも重なって見逃してしまいました。
ええ?何?
腹を抑えて苦悶の表情だったので、ボディで倒した事を理解しましたが、
まさに突き刺さるようなという言葉がピッタリなボディショット。
いやはや言葉がありません。
ランキング1位の指名挑戦者を子供扱いです。恐ろしい。
そら井岡もやりたくねえでしょ。笑
あのリーチの長さは相手からしたら相当厄介でしょうね。
バンタムでは頭一つ二つ以上突き抜けてますね。
フェザーでも十分通用すると思います。
ついでに6階級まで行っちゃえ!
こうなるとやはりどうしても井上戦を期待してしまいますが、まめちちさま同様「やってほしくないなあ・・・」という感情が勝っています。
どちらかが負けるわけですからね。
ドローもありますが、それはないだろうなあ。
とにかく井上戦史上最大のカードであり、最強の対戦相手間違いないでしょうね。
見たいけど見たくねええ!
その前に拓真との統一戦かな。
でもって武居VS比嘉(これはオモロイですよおお)との勝者。
西田もおるでよ。
今まさに「黄金のバンタム」は熱いですねえ。
PS.
ついにKO勝ちを収めた天心。
やはりあのスピードは魅力的ですね。
相手も全く対応できて無いようでした。
ダウンを奪ってから躊躇せず倒しに行ったところは前回から進歩していますね。
すっかりボクシングのスタイルにフィットしてしているようです。
今の立ち位置は、世界戦の扉がやっと見えてきたって所でしょうか。
まずは日本、東洋と一歩ずつ段階を経て世界を目指してほしいですね。
それにしても華がありますね天心は。
ただボクサーにエンターテインメント的なパフォーマンスは違和感でしかないんですよね。
ま、それが天心なんでしょうけど。
hanahanaさん、
いよいよ今年の地方予選も、佳境に入ってきましたね。高知でも高知や明徳が、序盤から必ずしも大差で勝つわけではないっていうところが、なんだかおもしろいところですね。
さて、そんな高校野球が佳境を迎えているところに、ふっと入ってきた中谷の試合。
昨年は7月の下旬に井上vsフルトンのタイトルマッチがありましたが、今年も昨年に負けず劣らず、ものすごい試合になりましたね。
中谷、ものすごい成長曲線を描いていますね。
土曜日の試合は、ホントすごかった。
瞬きしている間に、試合終わっていましたよ。
正直ワンパンチで終わってしまったので、中谷のいいところもっともっと見たかったなっていうのが本音です。
しかし「ネクストモンスター」と言われていますが、ひょっとしてそれ以上になるんじゃないかと、そんな予感すらする完璧なファイトでした。
そして中谷、明らかに自分のターゲットを、井上尚弥にセットしている感じがありますね。そのために、因縁づくりも兼ねて、まず井上拓真との戦いに挑むという算段に見えます。
井上拓真もかなり強いですが、まあ多分叶わないでしょうね。そして出来れば4団体を統一し、スーパーバンタム級に転級していくという目論見でしょう。
その時井上尚弥は、いったいどうなっているのか?
上のフェザーからは、どいつもこいつもが、「はよう上がってきて、俺と戦え」というオファー(?)が届き続けていますから、
いったいどんな決断をするのでしょうか。
井上尚弥も、そして中谷潤人も、「俺は強い奴とやりたい」という事をデビュー当時から標榜していますから、超ビッグファイトも、本人の意思・・・・っていう面においては、実現の可能性十分なんじゃないですかね。
問題は周りが、やらせるのかどうか?
ワタシは本音で言えば、
「やらないで~!」
って感じです。
だって、どっちのボクサーも、大好きなボクサーですから。
この二人以外だったら、「どうぞどうぞ、やってください」ってなもんでしょうがね。
もしこの超ビッグファイトが実現の運びになったら、ちょっとワタシ、見ていられないと思います。
*それから那須川天心、やっぱり強いですね。いいものを持っています。那須川のボクシングデビュー前は、唯一メイウェザーとのファイト(?)をちょっと見ただけで、さほど大きなイメージは持っていなかったのですが、土曜日のファイトでは「十分に世界を獲れるな」というものを感じました。
まあ、マイクパフォーマンスはご愛敬ですよ。ワタシはまだ、彼を好きにはなっていませんがね。
という事で、一気にヒリついてきたボクシング界、どうなることやら。