最終局面を迎えた今年の高校野球地方大会。
昨日も各地で激戦が繰り広げられました。
ワタシは神奈川大会の準決勝へ。
例年に比べて出足は遅かったものの、
注目の県相模原が出場した第2試合の前にはほぼ球場が人で埋まりました。
そのケンソウは、
この日も序盤にビハインドという展開になりましたが、
7回に反撃開始。
2点を返して2点差に迫り、
あの横浜線の再現か?
と大応援団のボルテージも上がりましたが、
そこは「タテジマの矜持」東海大相模が盤石の戦い方を見せて突き放し逆に8回コールドで決勝進出を決めました。
今年の東海大相模は、
2015年の小笠原を擁したチームではなく、
2011年春に超絶な打線で春全国制覇したチームに似ていますね。
どこからでも長打が飛び出す打線は、
一方でアグレッシブの走塁も見せてくれて、
得点力は本当に高いチームです。
今日の決勝では、
気迫とバランスの日大藤沢が相手。
一筋縄ではいかない好チームだけに、
熱戦が期待されますね。
東東京では、
波乱が次々と巻き起こった大会の中、
ひとり無人の野を駆けるかの如く悠々と聖地に歩を進めていた関東一が、
悲願の初出場を狙っていた小山台を、
安定した試合ぶりで寄り切って完勝。
3年ぶりの甲子園を決めました。
ここまである意味神がかった強さを見せていた小山台は、
昨年に続き決勝で力尽きました。
最近の東東京の二強、
昨年は二松学舎、今年は関東一に聖地への行く手を阻まれた小山台。
三度目の正直という言葉を信じ、
来年の捲土重来を期待しています。
全国に目を移すと、
絶対的な優勝候補の苦戦のニュースが、
各地を駆け巡りました。
あの奥川投手を擁する星稜は、
石川大会準決勝で大苦戦。
しかしビハインドで迎えた8回に奥川自らが同点アーチを放って追いつき、
延長では二打席連続の決勝アーチを叩き込んで決着をつけました。
投打で圧倒的な力を持つ彼らしい、
ド派手な決着でした。
今年は甲子園も、
奥川の大会になりそうな予感、
漂ってきましたね。
今日の決勝は因縁の相手、
小松大谷を迎えうちます。
高知大会では、
絶対王者の明徳義塾が大苦戦。
終盤までリードを奪われる苦しい展開でしたが、
そこは百戦錬磨の馬渕監督率いる常勝軍団、
なんとか終盤突き放して決勝進出を決めました。
決勝の相手は、
軟式で中学時代に150キロを投げた一年生エース森木を擁する高知。
この決勝の対決が、
今後3年間を占うといってもいい、
注目の戦いとなりました。
明徳が高校野球の厳しさを教えるのか、
はたまた森木がスーパー球児ぶりを遺憾なく発揮するのか。
大注目ですね。
岡山では今年の「四天王」の1人である西投手の創志学園が、
本命の倉敷商に完封され敗れ去りました。
これで四天王のうち、
佐々木、及川、西が敗れ去り、
残りはこの日薄氷の勝利をあげた奥川だけとなりました。
年々過酷さを増す夏の地方予選。
スーパー球児をもってしても、
甲子園への扉を開くのは容易ではないということが、
本当をよくわかる今年の大会となっています。
そんな中、
ありえないような長きにわたって王者に君臨する二校が、
今年は厳しいという下馬評もある中で、
やはり決勝まで上がってきました。
福島の聖光学院は13連覇にあと一勝と迫りました。
今年は春の県大会で久々に一敗地にまみれ、
夏も不安視されていましたが、
なんのなんの。
この大会でも「夏に勝つのはオレ達以外にはない」という絶対の自信を持って戦っているように見えます。
栃木で9連覇を狙っているのは作新学院。
若き名将・小針監督に率いられて夏に絶対的な強さを見せるこのチームは、
「今年はダメだろう」の予想もなんのその。
秋春を連覇していたライバルの佐野日大を準々決勝でコールドで下し、
今年もまた決勝も舞台へ駆け上がってきました。
正直今年はダメだろうなぁと思っていたので、
逆に「この強さはなんなんだろうか?」と半ば呆れながら、
小針監督のすごさに感嘆しているところです。
決勝の相手は長年のライバル関係にある文星芸大附。多分打倒作新学院で、
ものすごい気合いで決戦に臨んで来ると思われますので、
それを跳ね返すことができるのかどうか。
注目の一戦になります。
東京では台風からの影響で、
今朝も強い雨が降っていますが、
西東京大会決勝の行われる10時には止む予報。
ワタシの今年のお楽しみ、
予選行脚も最終日になります。
激闘で締めてもらいたい、
そんなことを思っている、
高校野球おやじの7月最終日曜日の朝です。
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