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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球第5日  大越イズムが見られたぞ!いい試合だった

2012年03月27日 | 高校野球

【選抜高校野球第5日】

横浜  4-0  高知
聖光学院 2-0 鳥羽
智弁学園 5-2 早鞆


3試合ともにテンポのいい試合で、
しっかりとした戦いでした。

横浜は柳の状態がいいですね。
彼らしい緩急のつけ方と投球のリズムは、
『さすが横浜のエース』
の貫録十分でした。

聖光学院の岡野も、
さすがの投球でした。

2回戦はこの両投手が激突します。
面白くなってきましたね。


そして第3試合。
注目の大越監督率いる早鞆が、
優勝候補の智弁学園を相手に奮闘しました。

注目された『山口のドクターK』間津は先発せず、
10をつけた堀田がマウンドに上がりましたが、
大越監督直伝と思われるスライダーを駆使して、
中盤まで智辯打線を完ぺきに抑えきりました。

5回2アウトから一気に5点を取られましたが、
ここは3番に四球を与えて満塁とし、
智弁の誇る4・5番、
青山・小野に回してしまったのがすべてでしたね。

師匠・大越監督のように、
3番を気迫の投球で打ち取ってほしかった。
悔やまれる場面でしたが、
そこはまた捲土重来を期することが出来る選抜の試合です。

更に大きくなった姿を見せて、
夏戻ってきてほしいと思います。

エースの間津は8回に登板し1イニングを抑えました。
故障なのかと思っていましたが、
故障ではなく調子が上がってこなかったようですね。

その状況を見て背番号10の堀田をマウンドに送った大越采配。
さすがだと唸らせられました。

そして秋は1イニングしか公式戦の登板のない堀田は、
冬の練習でしっかりと完全に一本立ちしていましたね。

打撃力も、
監督譲りの思い切りの良さを発揮して、
『打線は弱い』
の評価を覆すような鋭い打球を連発していました。

この試合を見て、
山口県内の小中学生は、
刺激を受けたでしょうね。

彼らの頭の中には、
伝統のHのマークを左胸につけたユニフォームで活躍する姿が、
渦巻いていることだと思います。

早鞆高校としては、
この試合をきっかけに、
野球部全体が『強くなる流れ』に乗っていけるのではないかと思います。

来年以降は、
黙っていても力を持った選手たちが、
続々入学してきますよ~。
楽しみですね。

さらに言えば、
さすがにプロ経験の監督だけに、
技術指導には確かなものを感じました。

そして大学を中退し海を渡り、
ドラ1で帰国するという離れ業をやってのけた彼の、
苦労を糧にした部分も感じることが出来ました。

仙台育英時代、
そしてダイエー時代のやんちゃを絵に描いたような気迫満点のプレーぶりからは想像もできない、
落ち着いたたたずまいを見せてベンチ前に立っている彼に、
感慨を深くしました。

早鞆高校。
昨日の試合で、
確かな第一歩を聖地に記しました。

今後が期待できる、楽しみなチームですね。


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