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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

引退の潮時だ 白鵬

2016年03月21日 | 相撲

大相撲春場所は中日八日目を迎えました。

この日は、
大関・稀勢の里と好調・勢の”全勝対決”が組まれて、
館内が大いに盛り上がりました。

そしてこの一番、
両者の攻防が素晴らしく、
満員御礼の大観衆が声を限りに叫ぶいい一番でしたね。

勝った稀勢の里は、
全勝で首位ターン。
いよいよ『待ちに待った初優勝か』の期待も高まっています。

そして綱取り場所の琴奨菊。

すでに一敗していますが、
前日、そしてこの日と相手に二本差される苦しい相撲。

しかしここからがモチベーションの違う大目標のある力士の面目躍如。
ギリギリの勝負を制して、
一敗で稀勢の里をピタリと追走しています。

この日敗れて三敗となった大関・照ノ富士は、
痛めていた左ひじを強打したようで、
心配されます。

もし今場所も負け越すと大関陥落となってしまうので、
何とかケガが軽いことを祈っています。

そして、この日勝ったとはいえ横綱の日馬富士も、
場所前に痛めた太ももの肉離れを再度痛めたようで、
苦しそうな表情を浮かべていました。

そんな二人のモンゴル人力士を尻目に、
一敗で稀勢の里を追う横綱の白鵬。

昨日の相撲では、
関脇・嘉風の挑戦を受けました。

ここの所何かと物議を醸すことばかりの白鵬の相撲っぷり。

しかしながら、
全ての相撲界の記録を塗り替える勢いの白鵬には、
もう誰もものを言うことをしないのかもしれません。

そしてこの日。

先日の隠岐の海戦で、勝負が決した後の”だめ押し”をまたも行ったこの横綱は、
更に昨日、
嘉風を勝負が決まった後
土俵下に陣取る審判員の親方に向かってぶん投げました。

本当に嘉風に怪我がなくてよかったです。
これはもう、横綱としての所作がどうだこうだではなく、
『力士としてどうなのよ』

と思ってしまうような所作でした。

これ、
横綱ではない力士がやったら、
厳重に親方衆から注意されてしかるべきものだと思います。

大鵬なく、そして北の湖亡き後、
この白鵬にしっかり意見する人、
角界にいるのでしょうかね。

誰か、言ってやんなさいよ!!

白鵬が、
『優等生横綱』と言われて『一人で角界を背負っている』と言われていた時から2年余り。
何が彼をここまで変えたのか、
正直分かりません。

大鵬・北の湖というその実績においても存在感においても、
そして現役時代のたたずまいにおいても抜きん出た二人の大横綱が相次いで亡くなり、
白鵬は『俺に意見できる奴はもういない』とでも思ったのかな?

双葉山を目標にして、
『我いまだ木鶏たりえず』
という言葉を胸に抱いて土俵を務めているなんて言った言葉とはまさに正反対の所業を続けるこの横綱は、
もう土俵を降りるべき時ではないかとワタシは思っています。

隠岐の海戦にしてもこの日の嘉風戦にしても、
相撲が終わった後の館内の何とも言えない戸惑った空気は、
何を表しているのでしょうか?

スポーツマスコミなども、
『白鵬が通算何勝した』
なんてことはどうでもいいから、
いまこそ『物申す』と言ってほしいのに、
誰も何も言わないですね。
まあ、さほど期待してもいないけどね。


横綱在位の途中から、
まさに『馬脚を現した』朝青龍の晩年と、
今の白鵬は何ら変わりない気がしてしまうのは、
ワタシだけなんでしょうか。

それまで本当に立派な横綱で、
日本人が忘れてしまった心を持っていると思っていただけに、
この変貌ぶりは本当に残念でなりません。

晩節を汚せば汚すほど、
それまでの功績は、
引退後相撲ファンに思い出してもらえなくなりますよ。

そんなにイライラしながら土俵に上がるのであれば、
やっぱり≪やめ時≫なんじゃないかなあ。。。。。。

そんなことを思ってしまうような、
この日の相撲っぷりでした。


こうなったら、
稀勢の里、琴奨菊、勢。
がんばれ!
白鵬に優勝、させんじゃねえぞ。


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