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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大逆転サヨナラで夢の切符

2010年07月28日 | 高校野球
高校野球の予選も大詰め。
昨日は、9地区で決勝がありました。

智弁和歌山が6年連続を決めたのを始め、
長崎日大・常葉橘が連続出場。
昨年の選抜組で、
エースの活躍が期待される南陽工・前橋商も順当に甲子園を決めました。

そんな中、
東東京の決勝は凄い試合となりました。

大会前の予想では、
大本命の帝京を鋭く追うとされた2チームの、
決勝での激突。

実力は全くの互角と見ていましたが、
その通り最後まで目の離せない好ゲームを展開してくれました。
ハラハラドキドキ、
高校野球らしい戦いでした。

中盤まで互角の展開も、
7回に連続の長打で修徳が5-1と突き放します。
修徳のマウンドは今大会屈指の145キロ右腕・三ツ俣投手。

試合の展開からいっても、
誰もが『修徳の逃げ切り』を予想したことでしょう。

しかしここから、
関東一がジワジワと粘りを見せ始めます。
7・8回に1点ずつを返して2点差に迫ると、
9回は怒涛の連打。
まず3連打であっという間に同点。
そして2死球で満塁にすると、
主砲・宮下が鮮やかにセンターに打ち返してサヨナラ。
見事な攻撃でした。

このつながり。
関東一が甲子園デビューを果たした昭和60年前後の、
センセーショナルな打線を思い起こさせるものです。

キチッと投手を含めた守りが安定すれば、
甲子園でも面白い戦いが出来ると思います。

それにしても、
9回の攻撃は見事。

まず粘った8番の出塁。
次いで今大会初打席の代打が鋭くつなぎ、
1番に還ると長打が出てあっという間に同点。
瞬きする暇もないとはまさにこのことでした。

関東一は2度ほど練習試合を観戦したことがありますが、
『元気印』の好感の持てるチームです。
甲子園での健闘を期待しています。

修徳にとっては、
厳しい最後となってしまいました。

しかし、
エース三ツ俣を中心とした安定した戦いぶりは、
今大会でも際立っていました。

『勝負は時の運』
以外には言い様がない試合となってしまいましたが、
この悔しさを知る2年生以下が、
新しい歴史を作ると思います。

残り数日、
代表をかけた熱い戦いも、
クライマックスを迎えつつあります。


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