真夏の夜の夢

高校野球の予選は、
昨日も１１代表が決定。
残すは、
神奈川、愛知、大阪、兵庫の”大票田”４地区と口蹄疫問題で揺れた宮崎大会だけとなりました。（宮崎は準決勝から一般開放されたようで、とりあえずよかったですね。）

愛媛では師弟対決が実現。
済美の上甲監督に挑んだ古巣・宇和島東が、
見事に”恩返し”を果たして１１年ぶりの出場。
鮮やかな復活を遂げました。

その一方で、
天理、広陵といった有力校も、
甲子園に見事な凱旋を決め、
『ここからが本番』といった気迫が感じられます。

中京大中京や報徳学園も、
着々と勝ち進んでいます。

『本命不在』といわれた神奈川大会も、
決勝に勝ち進んだのは横浜と東海大相模。
”いつもの２強”が甲子園をかけて激突です。


さて、
昼間は甲子園大会の地方予選で熱く燃え上がっている”野球界”ですが、
夜は後半戦の開始されたプロ野球で、
熱く燃え上がっています。

セ・リーグは、
ついに阪神が巨人を捕らえトップに。
ズルズルと行きたくない巨人が昨日は意地を見せると、
首位奪還した阪神も、
ものすごい勝ち方で首位をキープ。
目が話せなくなってきました。

巨人は、
昨日も苦しい戦いを強いられましたが、
『持っている男』坂本が延長でサヨナラ３ラン。
巨人としては、
絶対に落とせない戦いを制して、
今日からの試合に弾みがつきそうです。

阪神も、
７回まで完黙していた打線が突如目を覚まし、
８連打で６点を取る凄さ。
”元祖マシンガン”ベイスターズも吹っ飛ぶ大迫力の攻撃を見せました。

阪神はやっぱり、
マートンがいいですね。
これでまた調子を取り戻して、
ガンガン打ち出すと思います。
金本にも光が見えてきたかな？

中日もまだまだ引き下がらないように見えるし、
ますます３強の争いはヒートアップしていくことでしょう。


パ・リーグは、
日本ハムがまさかの連敗。
首位戦線から落ちていく気配を見せているのが意外なところです。

本命・ソフトバンクは、
昨日も勝って９連勝。
止まらない雰囲気になってきました。

ロッテも連勝。
ピタリと追走しています。

前半を首位で折り返した西武は、
心配していたことが現実となって、
ズルズルと連敗から脱することができません。

『上手くいっている時は軽いノリで勝っていくが、苦境に陥ると暗～くなって、ズルズルと深みにはまる』
という、
どこかの国を髣髴とさせるような戦いぶりを見せるレオ軍団。

現状の戦力じゃ、
パ・リーグどの球団にも叩かれることは必至。
信頼できる先発が涌井一人じゃ、
あとの５試合どーやって勝っていくというのか・・・・。

ファンのひとりとして、
今年の現状には憂いと諦め、
憤りを同時に感じています。
珍しい年です。

まあ、
愚痴はこれくらいにして。

プロ野球の戦いも、
これからが本当の本番。

熱く見守っていくことにしましょう。