この週末。
東京は天気が良くて、
ぽかぽか陽気に近い『ホッとする秋』みたいな気候でした。
ワタシはこの週末は観戦に出かける予定もなかったため、
なまっている体に活を入れる週末にしようと体にたくさんの負荷をかけたのですが、
気持ちよく汗のかけるいい週末でした。
しかしスポーツ界は、
師走に入ってまさに『大忙し』ともいえる週末となりましたね。
たくさんの競技でメジャーな大会が行われて、
レベルの高い争いを見ることができました。
まずは土・日ともに朝から堪能させてもらったのがスキーのジャンプ。
今シーズンの開幕戦と第2戦でしたが、
女子の高梨沙羅選手、
今年も開幕からやってくれました。
沙羅ちゃんのジャンプ見てると、
本当に気分がスカ~ッとします。
ほとんどの試合で『最後のジャンパー』となるのですが、
最後の最後で、
本当にそれまでの数多の選手とはまるで次元の違うジャンプを披露するので、
まさに『真打登場』って感じです。
歌舞伎役者が登場するのに似ている感覚を持ったりしています。
あのジャンプが見られるかと思うと、
ワクワクドキドキしちゃいます。
この土・日も他を寄せ付けずに連勝。
しかし両試合ともに2位に日本の伊藤選手が入り、
日本勢でワン・ツーフィニッシュを決めてくれました。
あの美しいジャンプを、
今年も存分に堪能しましょう!
世界で活躍する選手といえば、
ゴルフの松山英樹。
タイガーウッズの主催する【ヒーロー・ワールドチャレンジ】で、
見事な優勝を飾りました。
PGAのツアー外とはいえ、
その出場している選手を見ると、
まさに『ヒーローがそっくりそのまま』出場する大会で、
この大会でも松山は好調を維持。
最終日にスコアを多少落としたものの、
楽々とリードを守り切って優勝を果たしました。
もうすでに、
松山がこんなすごい大会を制しても、
誰も驚きません。
むしろ負けた時の方が話題になる状況を見ると、
松山もついに『負けてニュースになる』域に自分を高めたということでしょう。
錦織と言い松山といい・・・・。
凄いぜ、日本が誇るスーパースターたち。
そのゴルフは、
日本では週末は日本シリーズでした。
我が家ともほど近い東京よみうりカントリークラブ。
朝方6時過ぎに現地前を通ったら、
既にたくさんの報道陣が駆け付け、
普段は空き地のことろに有料駐車場がしつらえられているという、
毎度おなじみの光景が繰り広げられていました。
そんな中で今年の大会は、
最後まで誰が勝つか予想できない大混戦で、
面白かったですね。
朴選手が18Hのチップインで優勝。
見事に『逆境からの大逆転ホームラン』という結末でした。
1打及ばずの池田勇太が賞金王に輝き、
今年のツアーを締めくくってくれました。
サッカーも盛り上がりましたね。
土曜日のチャンピオンシップ第2戦では、
鹿島がまさかの逆転勝ちでJリーグの今年のチャンピオンに。
勝ち点50台の鹿島が70台の浦和を破ってチャンピオンに輝いたことが、
この2シーズン行ってきたシステムの矛盾を図らずも露呈した感じで、
システムの変更を余儀なくされたことが実感として、
ヒシヒシとわかったような感じでした。
浦和は無念でしたね。
そのサッカー、昨日はJ1参入トーナメントの最終戦が行われて、
セレッソ大阪が見事にJ1昇格を決めました。
試合を見ていると、
失礼ながら岡山はJ1に入ったら相当苦労しそうな感じだったので、
十分J1で戦える力を持ったセレッソの昇格は、
良かったのではないかと思います。
札幌・清水・セレッソが昇格して、
名古屋・湘南・福岡が降格ですか。
Jリーグもたくさんのチームが力をつけて来て、
本当にリーグの底上げは確実になされているような気がします。
ラグビーは伝統の早明戦。
前日に帝京大が全勝優勝を決めていたので、
『勝った方が2位』
という戦いになりました。
満員の秩父宮、
やはり例年通り『いい雰囲気』での試合となり、
最後まで両校が力のこもった攻防を繰り広げてくれて、
『さすがは伝統の一戦』
という感じを持ったのは例年通り。
しかしながら、
後半の最後のシーン。
明治は2点ビハインドでロスタイムに入っているのに、
なぜ結構イージーな位置でもらったペナルティーで、
ショットを選択しなかったのでしょうかね。
『伝統の一戦なので、最後は自分たちの持っているものを出して終わる』
という、
ある意味”1年の集大成”という意味で勝敗を度返ししていたのか・・・・・?
それならわからんでもありませんが、
ワタシには理解できない選択でした。
3点差であるならば、
『同点狙いはしない』
ということだと理解できるのですが・・・・ね。
結果トライはならず、
2点差の惜敗となってしまいました。
まあ、
早稲田もこのシーン、
首をひねるプレー選択はありましたがね。
お叱りを承知で言うならば。。。。
最近のラグビーを見ていて、
日本代表とトップリーグ全般、そして帝京大学については、
年々素晴らしい成長曲線を描いていて、
『世界に通用するラグビー』
を模索している様を、
試合を見ていてヒシヒシと感じることができます。
しかし大学の”伝統校”早稲田、明治、慶応などのチームには、
旧態依然とした雰囲気を感じるし、
チャレンジの姿勢がやや乏しいと感じてしまいます。
現在『王国』を築いている帝京大とは、
3・4年ぐらい前までは劣勢ながらも”根本的な差”を感じることはなかったのですが、
今は明確に”根本的な大きな大きな差”を感じてしまうのです。
しかし大学ラグビーというカテゴリーの中にいると、
会場でもマスコミでも、
1年で一番盛り上がるのは帝京大がらみの『日本選手権決勝』ではなく、
伝統の『早明戦』であり『早慶戦』ですから、
ここに焦点を絞ってくるのもわからなくはないのですが、
帝京大との埋めきれないほどの大きな差を、
各”伝統校”はどう感じているのでしょうかね。
帝京大が『本気』になってかかってきたときの試合なら、
昨日のような甘さを見せると、
早稲田も明治も、
そこを徹底して付け込まれて、
完膚なきまでに叩きのめされますよ。
話は変わり、
リオ五輪の流れで、
バトミントンの全日本総合選手権というのをテレビ観戦しました。
相変わらず彼女たちの運動能力の高さや瞬発力の凄さ、
そして一瞬の戦術眼など、
見所いっぱいで楽しく観戦できました。
リオ金メダリストの高橋・松友ペアの落ち着きぶりは見事。
さすがは世界のトップだけあるなあ・・・・・と感心しました。
会場もいっぱいでしたね。
いい雰囲気の試合でした。
最後は福岡国際マラソン。
川内選手、
やりましたねえ。。。。。
なにか直前に足を痛めていたとかで、
とてもマラソンを走れる状態ではなかったと聞きましたが、
さすがは雑草魂。
見事に走り切り日本人最速の3位。
やっぱり彼の”根性”は、
並みではありませんね。
”異能のマラソンランナー”は、
実はピークを30代で迎えるのではないか?
ひそかにそう思ったりしています。
『世界の大会でどのくらい走った』とか、
『2時間○分台が出た』
とかではなく、
彼の生きざまというか、
昨日のようなマラソンをやってしまうところが、
目を離せないといおうか、注目してしまうところですね。
そんなことで、
たくさんの競技で、
それぞれ素晴らしい戦いが繰り広げられた週末でした。
これから年末・年始にかけて、
楽しみなイベントが続きますね。