何かと話題を提供してくれる佐々木朗希。

最近の日本のプロ野球。

日曜日はさながら「佐々木朗希デー」とでも言いましょうか、
何かと話題を提供してくれます。

昨日は2週前にパーフェクトを成し遂げた相手であるオリックスとの対戦。
2試合連続で一人のランナーも出していない佐々木でしたが、
この日は先頭の福田に初球をたたかれてヒットを許し、
あっという間に「連続イニングパーフェクト」の記録は途絶えました。

まあ、
当たり前っちゃ当たり前のこと。
しかし、
だからと言って大崩れしないのが今年の佐々木。

打線がうまくかみ合ってくれれば、
今年の佐々木は軽く15勝ぐらいはしそうな気配です。

そんな佐々木がこの日フォーカスされたのは、
「球審の白井に詰め寄られた」というニュース。

2回2死1塁から、
次打者に佐々木が投げた糸を引くような外角ストレート。

誰もが「三振だ！！」と思ったところ、
判定はまさかのボール。
そしてその間に1塁走者に二盗も決められ、
佐々木は残念なような苦笑いなような・・・・・
そんな笑みを浮かべて「まさか」を表現しました。

するって～と、
その「苦笑い」に沸点のものすごい低いだろう球審の白井の頭の栓がプツン！！！！

キレた白井球審、
「なんじゃおい、この若造、俺の判定に文句あんのか！！」
って感じにマウンドにつかつかと歩み寄っていくじゃありませんか。


実際にこのシーン、
ＤAZNで観戦していたワタシにはそのシーンは見ることができず（その瞬間は画面はリプレー中）、
何が起こったかわかりませんでした。
放送の中でもそんなに触れられていませんでしたし。。

しかしネットではこの白井球審の行為が大炎上。
確かに映像（ワタシも他の放送の映像を後から見ました）を見ると、
佐々木は別にな～ンにもしているわけではありません。

ワタシはまた、
佐々木が球審に向かって舌を出したとか、
中指を突き立てたとか・・・・・（あるはずないけど）、
何かリアクションがあったから白井球審がキレたのかと思いましたが、
そんなもん確認する限りな～ンもなし。

投げたボールも見事だっただけに、
「あれをボールと判定されて能面のままいられる投手の方が、少ないと思うけど」って印象です。

どうやら白井さん、
試合をコントロールするというのを、
試合を支配すると考え違いしているんじゃないかな？

どんな小さなリアクションも許さないなんて、
プーチンじゃあるまいし。。。。。。

しかしネットの炎上っぷり、
恐ろしいと言おうかなんと言おうか・・・・・・

白井さんも、
後から冷静になってみたら、
「やらなきゃよかった・・・・・」
って思ってんだろうな。。。。。

悪評プンプン、
しかもネットに過去の誤審（？）めいた映像もさらされる始末。

やっちまったな～～～～
って感じですね。


佐々木くん、
今週もまた、熱い話題を提供してくれましたね。

ワタシはこの出来事をみて、
”昭和の野球おやじ”だけに、
こんな感想を持ちました。。。。

ピッチャーもまあ、
おとなしくなったもんよ。。。。


昭和の時代は今と違って、
野球もなんだか「戦い」の色が濃くて、
相手のチームの選手と塁上で楽しく談笑・・・・・なんていう、
今じゃふつうにみられる状景はほとんど見られませんでした。

「相手の首、取ってこんかい！！！！」

というような雰囲気に満ち満ちていて、
ピッチャーがデッドボールを投げりゃ、
次の回に必ず仕返しのボールが胸元をよぎる・・・・・・ぐらいのことは普通にありました。

投手だって気迫満点で、
おりゃ～そりゃ～と叫びながら投げるのは定番。

納得のいかないストライク、ボールの判定があれば、
マウンドからつかつかと降りてきて、
球審に文句を言うなんていうのはあまりにも日常的な風景過ぎて、
気のもとめていなかったぐらいです。

星野とか江夏とか、東尾、堀内とかのマウンドでの姿、
見ればわかってもらえるでしょ。

気迫がないピッチャーはなんだか、
ベンチやバックから、
煽られたりしてもいました。

今で言ったら、
サッカーがそれに近いですね。

納得いかない判定には、
口角泡を飛ばして、
審判に詰め寄ったりするでしょ。

それと同じようなことが、
野球でも毎試合行われていたってことですよ。

だから改めて昨日の試合のあのシーンを、
マウンド上に星野やら東尾やらがいたと思って見ると、
とても面白いんですよね。

審判が「われっ、なんぞ俺の判定に文句あるんか？！」なんて詰めよってきたら、
星野なら「おお、文句大ありじゃボケッ」と審判の顔に顔をくっつけて、
抗議していたでしょうね。
東尾なら「ケンカ売ってんのか、面白い」とすごんでいたことでしょう。

若い佐々木朗希にそこまでやれとは言いませんが、
詰め寄ってきたら睨み返すぐらいは、
してもいいように思ってしまいますね。

それぐらいの闘志を見せても、
ワタシはいいように思います、個人的には。

「審判を味方につけないと、あとあとやりにくいことになる」
なんて言われますが、
これだけ全試合バッチリ映像に残っている昨今ですから、
「判定に文句つけた投手に対して、露骨に嫌がらせの判定をする」
なんてことが行われたら、
それこそエビデンス付きで大問題になると思いますがね。

06年のWBCでもろくでもないMLBの審判がいましたが、
とかく感情に任せていろいろやってくる審判、洋の東西を問わずにいますよね。

ほかの競技だって、
中東の笛やら何やら、
フェアや中立という言葉とはかけ離れた審判、
いっぱいいますしね。


要は「審判だって人間だから、いろんなのがいる」ってことだと思います。
でも昨日のようなことをやると、
その代償は自分で支払わなければならなくなるってことなんですよね。。。

まあこんなことやら、
ミスジャッジやらが続くと、
「審判ＡI論」が、
またぞろ出てきてしまう事になる気がしますがね。


映像技術、解析技術がここまで進んだ世の中ですから、
スポーツ競技で審判が不要になってしまう時代、
すぐそこまで来ている気もしないでもないですね。

そんな時代が来たら、
ワタシは孫に、
「昔はね、審判っていうのは、人間がやっていたもんなんだよ」
って教えなきゃいけないかもしれません。


まあ白井さん。

感情に任せると、
ろくなことにはなりませんよ。
プロの審判のマインドで、
今後はお願いしますね。