≪第97回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【第10日】
◇3回戦
第1試合 早稲田実(西東京) 8-4 東海大甲府(山梨)
第2試合 花咲徳栄 (埼玉) 1-0 鶴岡東 (山形)
第3試合 東海大相模(神奈川) 11-2 遊学館 (石川)
第4試合 九州国際大附(福岡) 2-0 作新学院(栃木)
今日の甲子園は、
何と言っても怪物伝説の第1章に沸いた1日でした。
これまでの2試合でも非凡な才能を見せていた早実・清宮ですが、
観衆が待ち焦がれた1発は出ずじまい。
『素晴らしい選手ではあるが、インパクトは今一つ』
と思っていたファン、多いのではないでしょうか。
『まあ、彼はまだ1年生だし』
というコメントも各地で出始めたこの3回戦で、
『怪物』はその本当の姿を、
満天下の大観衆の前でさらけ出してくれました。
その瞬間は、
3回戦の第2打席で訪れました。
東海大甲府の好投手・菊池のチェンジアップ気味の投球を捕らえた打球は、
高々と舞い上がりライトスタンドへ。
満天下の度肝を抜く、
特大の【第1号】ホームランでした。
いやあ・・・・・すごい打球でした。
あの打球は、
やっぱりまねできない凄さを持っていますね。
そして5-3と追い上げられた第4打席では、
2死満塁から、
圧巻の試合を決める満塁一掃の大2塁打。
『やっぱり持っている男は違う』
ということを見せつける5打点の大活躍でした。
早実はこの清宮の活躍と、
主砲・加藤の度肝を抜く特大アーチなどで、
力を持った東海大甲府を打撃戦の末振り切りました。
”甲子園の風”は、
本当に早実に吹いてきたかもしれません。
そんな流れを感じる、この日の試合でした。
早実がこの『打って打って勝つしかない』という今年のチームで優勝したら、
まさに脱帽してしまいますね。
そして、『甲子園の神様』の存在も、
本気で信じてしまいそうです。
第2試合と第4試合は、
いずれも『大打撃戦か』と言われた事前の予想を大きく裏切り、
各チームの投手が踏ん張りを見せて投手戦に。
こんな感じの試合、
いいですね。
堪能しました。
そして第3試合。
東海大相模の盤石さは、
今大会際立っていると思います。
去年の甲子園での初戦敗退から多くを学んだと思われる門馬監督、
今年はどんな勝ち方をしても、
まったく動じないというか緩めないというか、
本当に『真紅の大旗』にどうやったらたどり着けるのか・・・・・
そのことのみが頭の中を占めていると思います。
とにかく、
まったくスキを見せません。
神奈川大会から、
『強い……とにかく強い』
ということしか言いようのない、
素晴らしい野球を見せていますね。
3番手で出てきた北村クンが、
146キロもの球を投げてました。
万万が一、
小笠原クン、吉田クンが崩れても、
まだ『一流の投手』が控えているということで、
またまた戦力に厚みが出ましたね。
これからの戦い、
本当に楽しみです。
ということで、
期待の『東海大相模vs早稲田実』の戦いとはなりませんでしたが、
準々決勝も面白くなりそうです。
そして明日の3回戦残り4試合も、
大激戦が予想されます。
大会自体が、
100年の大会にふさわしい、
接戦の多い、素晴らしい大会となってきました。
激戦のフィナーレまであと4日。
どんなドラマが待っているのでしょうか。
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