SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

落ちるのは早いが、這い上がるのは時間がかかる

2011年02月21日 | スポーツ全般
昨日スポーツ界で実績を残す、
とある方と長時間話をしました。

その中で話に出たのは、
スポーツというのは、
頂点に君臨した、またはするときは一瞬で、
それを維持していくのはとても難しいことだ、
ということでした。

いい流れが来たなということは、
指導をしていればわかる。

しかし、
その流れが『なんかおかしいな』と思った時、
もうすでにそれは『落ちていく』道程をたどっている状況である、
ということを言われていました。

そして落ちていくトレンドにあるものを引き戻すのは、
ゼロのところから上がっていくよりも数倍難しい作業だ、
ということも言われていました。

ワタシの大好きな高校野球においても、
そのあたりは顕著に表れていると思います。

甲子園最多勝の名将、智弁和歌山の高嶋監督が、
『チームがピークにある期間は、長くて10年』
と10年ピーク説を唱えられていたのも、
頷ける気がします。

プロ野球界だって、
『盛者必衰』は自然の摂理ですもんね。

今日のスポーツ紙を見ていると、
横浜女子マラソンの話題が載っていました。

尾崎選手が2時間23分台をたたきだして、
世界陸上への切符を手にしたとありました。

しかしここも、
過去の実績と比較すると、
さびしいと言わざるを得ませんね。

世界一流のランナーがどんどん登場してきた90年代から00年代中盤にかけて、
「日本で優勝するには世界で優勝するぐらいの力がないと無理」
と言われた時が懐かしいですね。

有森から始まり、
高橋、野口といったランナーのほかにも、
坂本や山口、弘山、渋井なんかも2時間20~23分周辺で走っていましたからね。
レベルが高かったです。

落ちていくのは早いもので、
すでに世界の一流どころとは大きく差が広がってしまっています。


女子バレーボールなども、
世界のトップレベルから滑り落ちて、
去年銅メダルを獲得するまでには25年ぐらいの歳月がかかっていますよね。

男子体操なども、
オリンピックの舞台で再度活躍するまで20年以上の歳月を要しました。

ダウントレンドから、
再び陽の当たる場所へ・・・・
は何とも難しく、
時間のかかることなんですね。

『それが何か??』
と言われれば一言もないのですが、
厳しいスポーツ界の一端を見る思いがします。

そんな中がんばっているアスリート達、
やはりすごい存在です。



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