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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

古葉竹識監督

2011年06月01日 | 大学・アマ野球

古葉竹識監督。

久しぶりに聞くこの名前。
プロ野球ファン、とりわけ広島カープのファンには、
特別な響きを持って聞こえていることでしょう。

そう、
あの【赤ヘル旋風】の指揮官。

昭和50年代、全盛期の赤ヘル軍団を率いて悲願の初優勝を遂げたのを皮切りに、
11年間の監督生活でリーグ優勝4回、日本一3回を達成。

この11年間でBクラスに落ちたのはたったの2回と、
広島を常勝軍団に導いた、
『カープの顔』でした。

セ・リーグのお荷物球団として、
苦闘の歴史が長かった広島を率いたのが昭和50年。
シーズン前に、
そのシーズン指揮を執る予定だったルーツ監督が退団したのを受けての、
暫定監督からの昇格。

このあたり、
今のヤクルト・小川監督あたりとかぶりますかね。
就任時の年齢は39歳という若さの、
青年監督でした。

この年チームカラーを一新して斬新な赤を使ったことから広島についたニックネームが【赤ヘル軍団】。
チームの中心である山本浩二、衣笠らが脂の乗り切った30歳前後を迎えていたこともあり、
長年蓄えてきた力が一気に爆発し、
広島はその昭和50年に歓喜の初優勝を飾りました。

若い指揮官・古葉監督が山本・衣笠らとともに両手を高く掲げて勝利のポーズを作った姿、
ものすごくかっこよかったことを思い出しますね。

昭和40年代まで長きにわたった【巨人一極】に風穴を開け、
新しい時代の到来を告げた年となり、
その後ずっとトップの位置に君臨し続けました。

江夏の21球など、
その間の激闘も、
枚挙にいとまがないほどです。

古葉監督は、
その後栄光をほしいままにして、
昭和60年に監督を退きます。
その年でもまだ49歳。
若いですね。

その後横浜の監督もやりますが、
それには触れないでおきましょう。


さて、
前置きが長くなりましたが、
その古葉監督が率いる東京国際大学が昨日、
東京新大学リーグで初優勝を果たしました。
就任4年目の悲願達成です。

東京新大学リーグ?
東京国際大学?

ほとんどピンと来ないでしょうが、
アマ野球界では『あの古葉監督が監督に就任した』ということで一定の話題になっていた大学です。

試合を見る機会もないので、
『古葉監督の大学、どうしているかな?』
なんてたまに思ったりしていましたが、
ついに昨日、
初のリーグ制覇をなしたげたというニュースが飛び込んできました。

おめでとうございます。

いよいよ舞台は、
全日本大学選手権に進んでいきます。

創価大をはじめとして、
近年大学選手権で好成績を残している東京新大学リーグ代表校。

期待も高まりますが、
組み合わせを見ると、
順調に勝ち上がれば準決勝で慶応との対戦です。

古葉vs江藤
の元プロ野球出身の指揮官対決となれば、
いやがうえにも盛り上がりますね。

いろいろと戸惑いや苦労が多かったと思いますが、
ようやく結果が出てきました。

古葉監督がどんなチームを作り上げてきたのか、
東京国際大学の戦いぶりに注目しています。


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