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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

MLBシーズン終了 日本人選手の通信簿

2010年10月05日 | メジャーリーグ
MLBの長いシーズンが昨日終了しました。
今年もまた、いろいろなことがあったシーズンですが、
日本人選手たちの活躍が嬉しくもありましたね。
日本人選手たちの活躍を振り返りましょうか。



【MLB主な日本人選手成績】

イチロー(マリナーズ) .315 6本 43点
 今年もまた200本安打を達成し、充実したシーズンを送りましたね。しかしマリナーズはどうにかならんものか。補強を怠っているともいえないが、補強した選手がことごとく”はずれ”になるのはどうして?イチローには”孤高の大打者”ではいて欲しくない。何とか彼をヒノキ舞台に立たせるべくチームは補強をして欲しい。しないのであれば彼を他球団へリリースすべき。

松井秀(エンジェルス) .274 21本 84点
 数字だけを並べてみると、さほど悪いとも思えない。しかし、見事なまでに存在感の薄いシーズンでした。「ゲレーロの後がま」を期待されていたことを考えると、やはり失望感は隠せませんね。チームも久々に勝率5割を割って、失望感漂うシーズンとなってしまいました。まず間違いなくリリースされるでしょうから、来年はどこの球団に所属することになるのか。いまのままだと、下位球団への移籍が濃厚のような気がしますが。来年は最後の一花ならぬ、パーソナルベストなシーズンに出来るよう体調を整えてもらいたいものです。

福留 (カブス) .263 13本 44点
 彼も”存在感の薄い”シーズンを送りましたね。日本ではニュースソースになることもありませんでした。元々ワタシはさほど彼の打撃技術とか存在感を高く買っているほうではないので、これぐらいの成績が彼の実力を示しているのではないかと思います。ポスティングで彼を買った球団は、やはり高い買い物をしたといわざるをえませんね。もう少し自分を出せる球団に移籍すれば、ホームラン20本は可能かと思います。

岩村 (アスレチックス) .173 2本 13点
 彼の今年最初の所属はどこだっけ?と考えても浮かばないほど、遠い昔の話のようになりました。いずれにしても、アスレチックスに拾われ、何とかプレーが出来たことが大きいですね。彼のポテンシャルは高いと思っていますが、ケガで体がどのように変わってしまったのかが未知数なため、今後の活躍は”体調しだい”といった面が否めないでしょう。チームを鼓舞する姿とか、気合の入った攻守とか、レイズ時代の岩村に戻れば、まだまだやれるはずだと思います。

松井稼(アストロズ) .141 0本 1点
 多分今年でメジャーにはけじめをつけて、日本に復帰することが濃厚だと思います。彼については、西武時代からその実力には懐疑的な部分を持っていて、なぜメジャーが彼に注目するのかいまひとつわからなかったのですが、やはり残念ながらメジャーでやっていくには力不足といわざるをえませんね。体調万全でも厳しいと思っていましたが、腰痛という爆弾を抱えてしまった今、日本に戻ってくるほうがいいように思います。城島といっしょで日本に帰ってくれば、まだまだやれると思います。この松井稼や城島を見ていると、まだまだ日米の格差は大きいんだなあと感じさせられます。巷間言われているライオンズの後輩・中島などはMLBに行けばこのように成ってしまう、という未来を見ているようですね。突き抜けた技術がないと、やはりやってはいけない世界だと思います。

松坂 (Rソックス) 9勝6敗0S 4.69
 ボストンのファンにとって彼は、期待を裏切り続ける男なんでしょうね。昨年のWBCを見て、その一皮向けたピッチングに彼の大いなる未来を見た気がしたんですが、それは幻想に終わってしまうのか?それでもローテーションピッチャーとして10勝前後、160イニング前後を投げているのですから、ある意味合格点の成績かもしれません。しかしそれでは満足しないファンがアメリカにも、日本にも多くいることが事実です。”怪物”という日本の称号”6000万ドルの男”というアメリカでの認識、それらが彼を取り巻く環境です。今までいろんな不可能を可能にしてきた男だからこその、”リベンジ”に期待しているワタシがいます。

高橋 (メッツ) 10勝6敗8S 3.61
 今年一番のサプライズはこの男でしょう。まさかこんなに活躍するとは思いませんでした。実は彼のピッチングはハイライトでしか見たことはありません。したがって、どこがどう巨人時代と変わったのか、明確に認識しているわけではないのですが・・・・・・。きっと彼は、厳しさの中に楽しさを見つけ、充実したベースボールライフを送っているんじゃないかなあと思っています。ヤンキース・井川や昔の伊良部あたりと対極をなし、岡島、長谷川(元マリナーズ)や柏葉(元巨人)みたいに、アメリカ生活そのものになじんじゃっているんでしょうね。”生活のストレスを感じない”ことこそMLBで活躍する秘訣だと思いますからね。さあ、問題は来年以降。年齢による衰えにも折り合いをつけながら、今年以上の成績を収めることができるのか。注目しています。
(いい契約が結べるといいね。何せ今年はマイナー契約でしたから)

上原 (オリオールズ) 1勝2敗13S 2.86
 やっと上原らしい、小気味のいいピッチングを見せてくれるようになりました。行きたくてしょうがなかったメジャー。苦しみましたが、ようやく自分の居場所を見つけたみたいですね。しかし上記の高橋と同じく、来年からは自分自身のゆるやかな衰えとも対峙していかなければなりません。そのあたりに折り合いがつくようだと、長谷川のように夢の「オールスター出場」もあるかもしれません。しかし、あのもみ上げだけは何とか成らんのかなあ。ルパン3世だよ、ありゃ。

黒田 (ドジャーズ) 11勝13敗0S 3.39
 いやあ。地味だけど立派な成績ですね。ローテーションを守って10勝、そして防御率が3点代前半。立派、立派!ドジャーズの試合は結局1試合も見ることはありませんでしたが、相変わらず貧打で援護のない打線だったのかなあ。野茂の時代から石井一の時代を経て、その頃の”貧打のドジャーズ”の思い出が蘇ってきちゃいました。さて、この黒田まだ来年のことには言及していませんが、どうするのでしょうか。一説には広島に戻るんじゃないかということも言われていますが、まだまだ早い気がします。渡米して3年、これから脂の乗ってくる時期じゃないですか。ドジャーズにせよ他球団にせよ、ポストシーズンのゲームで投げる黒田を見てみたいですね。

斎藤 (ブレーブス) 2勝3敗1S 2.83
 やっぱり斎藤は凄い。40を迎えてもますます進化する彼には、最大級の賛辞を送りたいですね。『安定感抜群のベテランセットアッパー』そんな彼が、どれだけチームを支えているのか。おそらく通のファンであればあるほど、『SAITO~~~~』と叫んじゃうくらい、アトランタでは認められていることでしょう。それにしても彼は、横浜でくすぶっていた過去が信じられないぐらい、MLBに移ってからは生き生きと自分の真価を発揮していますよね。そういう選手、多いんじゃないかなあ。やっぱりベテランには、働き場所ですよ!ねっ、横浜さん、巨人さん!

岡島 (Rソックス) 4勝4敗0S 4.50
 彼はもうすっかりボストンの人。見事にMLBで再生を遂げ、チームになくてはならない選手になっています。今年の成績も、『まあいつものことで・・・・』ってなかんじで、しゃらっと達成。離れて暮らす子供ではないですが、『便りがないのがいい便り』元気でやってま~す!というところでしょう。おみごと!

川上 (ブレーブス) 1勝10敗0S 5.15
五十嵐(メッツ)    1勝1敗0S  7.12
 整理要員ですね。日本に帰ることも視野に入れた、身の振り方を考える季節です。 


頑張った人もそうでない人も、また来年に向けて気持ちを新たにしてください。

報道によると、
来年はMLBに、
ダルビッシュ岩隈が挑戦する予定だそうな。
チェンも挑戦するかも、だってね。
成功と失敗を分ける要因をよく分析して、
目いっぱいその実力を発揮してきてください。

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