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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

パ・リーグCS決着! 大谷を見る幸せ!

2016年10月17日 | プロ野球

≪プロ野球・クライマックスシリーズ≫ ファイナルステージ

【パ・リーグ】
第5戦
日本ハム 7-4 ソフトバンク (日本ハム4勝2敗)

S B  400 000 000 - 4
日ハム  011 320 000 - 7


日本ハムがSBをねじ伏せ、
日本シリーズのキップを手にしました。

前日敗れて3勝2敗。
この日も敗れると逆王手をかけられてしまう日ハムは、
今シーズン後半ローテをよく守った加藤が先発。

しかしこの加藤、
前日の高梨とともにシリーズ独特の重圧に負けて、
自分の失策から我を失ったところへ松田のキツイ一発を浴びてあっという間に4失点。

前日の勢いそのままのSBに、
大きく試合の流れは傾いたかに見えました。

しかし相手の先発も、
SBローテの中では一番力の落ちる摂津だったため、
日ハムのベンチはまったくひるんでいませんでしたね。

予想通り摂津は球の走りも制球も今一つの出来。
2回に中田のソロで反撃ののろしを上げると、
3回はこの日先発に起用された杉谷が2死からタイムリー。

結果的には、
この序盤での反撃が大きかった。

あたふたとSBベンチは4回から中継ぎで信頼感のある東浜をマウンドへ送りますが、
この東浜が大誤算。
あっという間に満塁と攻め立てると、
代打岡が『エースをねらえ~』とばかりに打った打球がセンターのはるか頭上を越えてあっという間に同点。

そして次の中島が、
してやったりのスクイズで一気に逆転までもっていきました。

そして攻める手を緩めない日ハムは、
続く5回には大谷の内野安打から中田の2塁打と攻め、
5番に入っている近藤が値千金のタイムリー2塁打。
2者を返して7-4。
『あとは逃げるだけ』
という展開にもっていくことができました。

そして守りでは、
2回からスクランブルで急きょマウンドに上がったバースが好投。
5回までしっかりとSB打線をゼロに抑え、
谷元-宮西の必勝リレーで8回までリードを保ちます。

残っているピッチャーを見ると、
『勝ちパターンのピッチャーがいない』
ことにファンも気づいていたので、
『もしや……まさかこんなことが……』
という淡い期待を持っていたと思いますが。。。。。。

その期待に、
栗山監督が見事に応えてくれました。

9回のマウンドには、
『ピッチャー大谷』
がコールされ、
まさに耳をつんざく大歓声の下、
大谷がベンチからさっそうと登場。

ベンチ前には、
選手たちが”花道”を作って送り出し、
今シーズンの長~いドラマはハッピーエンドの大団円に向かって動き出しました。


厳しい表情でマウンドに上がった大谷。

最初のバッターである松田に、
あいさつ代わりに投げた球が驚きの163キロ。

その一球で球場の雰囲気を完全に支配した大谷は、
それから160キロ台の速球を投げ続け松田を三振に。

そしてそして。。。。。
続く吉村を迎えた初球。
大谷の投じた低めの速球は、
なんと165キロを表示。

この場面で『日本最速記録』をたたきたしました。
そしてその後本多へ投じた2球もいずれも165キロ。

もう球場も、
そしてテレビの向こう側も、
すべての人が『これはCSファイナルSの土壇場のシーンなんだ』ということを完全に忘れ、
大谷の凄すぎるピッチングに酔っていました。

相手ベンチではSB主砲の内川と松田が、
『お手上げ』という風な表情を見せていましたし、
守っている中田、陽らは『すごすぎるぜ、おい』とでもいうように、
笑みがこぼれて止まりませんでした。

そして最後の本多をショートゴロに打ち取り、
日ハムが4年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。


いや~~~

それにしても、
あの場面で大谷を抑えに使った栗山監督も、
その期待に応えてものすごいピッチングをした大谷も、
まさにプロ中のプロ。

いいもの見せてもらいました。


すんげ~~~~~~


としか、言葉が出てきません。

大谷を見ることができているってことに、
本当に野球の神様に感謝しているところです。

『段違い』
なんて言葉じゃ表せないほどの物凄さですね、彼は。

ちょうど同じ時間にゴルフの日本オープンをやっていて、
松山英樹が力の差をまざまざと見せつけた世界標準の超絶なゴルフを見せて優勝しました、
まさに同じようなにおいのする”世界標準”の大谷のピッチングでした。

すでに日本プロ野球の域は完全に超えてしまっているの彼の力。
海を渡ってより大きな世界へ踏み出すのは”必然”なので、
MLBによる争奪戦は、
どれほどまでにすごくなるのか、
まったく予想もできないぐらいですね。

しかし。。。。

”世界トップアスリート”である彼が海を渡るまでのしばらくの間、
我々は大谷の超絶なピッチングを、そしてバッティングを、
まだまだ堪能することができるのですね。
ありがたいことです。


さて、日本シリーズの対戦カードが決まりました。

広島カープ vs 日本ハムファイターズ


頂上決戦にふさわしい、
今シーズンを沸かせた両チームの激突となりました。

力と力の対決になりそうな気配で、
ここ10年ぐらいの中では、
ワタシはもっともワクワクしています。

早く来い来い土曜日。
待ち遠しくて、たまりません!


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