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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

源田壮亮 低迷・西武に現れた待望久しいオールラウンドプレーヤー

2017年05月14日 | プロ野球

昨年まで3年連続Bクラスに甘んじる西武ライオンズ。

今年ようやく、
低迷打破に切り札ともいえる辻新監督を招聘して巻き返しを図ったチームですが、
何しろ戦力が足りないのは明らか。

特にここ数年レギュラーの固定すらできなかった「内野の要」ショートのポジションは、
チームの完全なアキレス腱になっていました。

ショートというポジションは、
何しろ「まずは守れてなんぼ」のポジション。

ここ数年西武は、
このポジションに、
ま~たくさんの選手を起用してきたものの、
その誰もがポジションを取ることはかなわず。

『打てども守れず』
『守りはいいが、1軍レベルの打力が伴わず』
など、
誰もかれもが「帯に短し・・・・・」の選手ばかり。


そして長いシーズン、
結局はこのショートのポジションを固定できないということが、
チームの編成に暗い影を落とす・・・・・という状態でした。


辻新監督は、
現役時代から守備の重要さが身にしみてわかっている人。
チーム作りには、まずは守備を固めることから入る人。
ということで、
昨秋チームを引き継いだ時に、
とにかく「ショートが固定できない」ということが一番のチームのネックだということを、
強く感じていたようです。

ということで、
昨年のドラフトで西武は、
トヨタ自動車所属の『社会人NO1内野手』という触れ込みの源田を、
ドラフト3位で指名しました。

ワタシもこの源田が最もチームに必要な選手ではないかと思っており、
『ドラ3で獲れた』
と聞いた時にはホッとしました。

もちろんワタシの『ライオンズ熱』は依然と比べたら醒めており、
「まあ、どうでもいいっちゃあ、いいけどね」
という感じが無きにしも非ずだったのですが、
それでも「辻発彦」という人は現役時代から大ファンだったので、
期待と不安をもって緩~く見守っていました。

今年の西武に関しては、
「秋山と源田、どうかな~」
という見方が主流なんですが、
この週末、
オリックス3連戦をしっかり見続けたら、
源田選手に『2度惚れ』してしまいました。


西武のショートとしてポジションをつかんだだけではなく、
チームにとって本当になくてはならない選手として、
本当に生き生きとプレーを続けていますね。


西武のショートと言えば、
細かい選手は抜きにして、
長くレギュラーを務めた選手の系譜としては、
80年代から

石毛宏典
田辺徳男
松井稼頭央
中島裕之

の4人の名前があがります。


いずれの選手も、
打撃面ではその名を球史に残すぐらいの好選手ですが、
守備で完璧にリーダーたる姿を見せたのは石毛のみのような気がします。

その石毛は85年の阪神との日本シリーズで膝に負った負傷で、
負担の少ないサードにコンバートせざるを得ませんでした。

それ以来西武は、
本当の意味での「守備を安心して任せられるショート」は30年来出現していないのではないでしょうか。

石毛の後を継いだ田辺は肩は強いが安定性に欠ける守りで、
見ているファンをハラハラさせたものです。

そして松井稼頭央は、
そのたぐいまれなる身体能力で守備範囲が広く「守備がうまい」という評価もあったものの、
そのプレーぶりはチョンボが多く、
なおかつ肩は強いものの、スローイング自体は不安定でした。

中島は言うに及ばず。
打撃偏重での起用でしたので、
誰も守備がうまいとは思っていなかったと思います。
西武での晩年の守備範囲の狭さ、
涙が出るほどでした。

そう思うと、
西武というチームで「守備が本当にうまいショート」は、
30年以上の悲願だったということも言えるのではないでしょうか。

守備だけでいうと、
今の西武では永江という選手がいるにはいますが、
とてもプロでレギュラーが張れる打撃の持ち主ではありません。


そういう意味から、
本当に源田という選手には、
期待が大きいですね。


打撃面では、
当初は社会人でも9番を打っていた選手なのであまり・・・・・というより、
まったく期待していなかったのですが、
いい意味で期待を裏切ってくれています。

「あの守備さえあれば、2割3,4分打ってくれれば御の字」
と思っていたのですが、
現在の打率は3割越え。

一昨日、昨日、今日と3日連続でマルチヒットを放ち、
2番に座る打撃でもチームに絶妙なスパイスを効かせてくれています。

さらに足も速く走塁の勘もいい。
そして、
試合勘、勝負勘の鋭さや打席での粘り強さなど、
『今の西武が失ってしまったもの』
のかなりの部分をカバーしてくれるプレーを見せてくれていて、
ファンの期待感はMaxになってきていることと思われます。

本当にここ数年、
「いいニュースがないなあ」
と思っていたチームにとって、
源田壮亮は『希望の星』に違いありません。
十分にチームリーダーになれる器ですね。

ワタシの、
チーム入団時の源田のイメージと期待は、
「ヤクルトの大引きみたいにならないかなあ・・・・・」
でしたが、
今や「いや、西武歴代No1の石毛を継ぐ選手になれるはず」と変わってきています。
もっと希望を高く持つならば、
「ヤクルトの宮本慎也並みの活躍も・・・・・」
なんて、夢は広がっちゃってます。

ああ・・・・

本当に見ていて楽しい選手だなあ、源田は。
すっかりファンになっちゃっています。

秋山もワタシの大ファンの選手なので、
今の西武の1・2番は、
ワタシの気持ちをわしづかみしちゃっています。

すっかり「古巣」的な見方になっていた西武の試合も、
今年はちょっと楽しかったりしています。

もちろん、上昇気流の日ハムの試合もしっかり見ていますがね。


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