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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビートップリーグ  今年は5強! なんとサントリーが準決勝に進めず

2015年01月15日 | ラグビー

2014年のラグビー界は、
数々の改革や変化の波が訪れ、
2019年の日本開催のワールドカップに向けて、
着実に歩みを前に進めています。

数々の変革の中、
昨シーズンいち早く変革に着手した日本最高峰のリーグである【トップリーグ】、
今シーズンは各チームとも戦力の底上げが行われ、
確実に昨年よりも面白くなっている実感のあるリーグ戦となりました。

昨年からの方式は、

1.第1ステージで、トップリーグ16チームを2つのグループに分け、総当たり戦を行う。
2.各グループの上位4チーム、計8チームをAグループ、下位4チームをBグループとして、第2ステージを行う。
3.第2ステージの総当たり戦(各チーム7試合)で、Aグループ4位までを準決勝進出チームとする。
4.上位4チームによる準決勝、そして決勝を行い勝者をトップリーグ覇者とする。

こんな方式です。

今までのトップリーグでは、
4強(準決勝進出チーム)と言えば、
東芝、サントリー、パナソニックは盤石で、
そこに神戸製鋼、あるいはトヨタ、NECなどが絡むという展開と”相場”が決まっていましたが、
今年は各チームともにチームの底上げが行われ、
その図式が崩れつつありました。

まずどんどん力を伸ばしてきたのが清宮監督率いるヤマハ。
そして全くの新興チームながら今年Aグループ入りを果たしたキャノンですね。

その中でヤマハはすでに『4強』に迫る勢いを見せていましたが、
今年の第2ステージではついに『4強』の一角が崩れました。

今年の第2ステージ、
上位5チームが上位同士のつぶし合い(各チーム4試合)でいずれも2勝2敗。
通算で5勝2敗という成績で、
ピタリと並びました。

昨季覇者のパナはサントリー、神戸には勝ったものの東芝、そして最終節のヤマハにまさかの敗北を喫しました。
サントリーは東芝、ヤマハに貫録勝ちしたものの、神戸に敗れてパナにも完敗。
東芝はパナ、神戸に連勝したもののサントリーに完敗、ヤマハにも1点差で惜敗しました。
神戸製鋼は東芝に敗れ、パナには大逆転を食らいましたが、ヤマハ、サントリーに快勝。
ヤマハはサントリー、神戸に敗れて『敗退濃厚』でしたが最終の2節で東芝、パナにまさかの連勝。

ということでまさに『5すくみ』の状態になり、
その結果『勝ち点』で、
以下のような結果となりました。

1.神戸製鋼    勝ち点29
2.パナソニック  勝ち点29
3.東芝       勝ち点28
4.ヤマハ     勝ち点27
5.サントリー   勝ち点26

勝ち点には、
第1ステージのボーナス点や、
第2ステージのトライ数(4トライ以上勝ち点1)、負け方(7点差以内勝ち点1)などが加味され、
最終結果が出そろいました。

その結果、
まさかのサントリーの第2ステージ敗退という結果となりました。
サントリーはトップリーグ【4強トーナメント】発足(07年)以来、
東芝と並んで4強に【皆勤】していましたが、
ついに今年、途切れてしまいました。


この結果、
来週の準決勝は、
以下の組み合わせとなりました。

神戸製鋼(1位) vs ヤマハ(4位)

パナソニック(2位) vs 東芝(3位)



神戸製鋼は、
第2ステージではヤマハに40-10と圧勝。
しかしヤマハは最後の2試合で自信をつけており、
侮れない相手となっています。

第2試合は、
連覇を狙うパナソニックが優位も、
今年の対戦では東芝が連勝。
苦手意識があるのかないのか?
そのあたりが微妙に試合に影響を及ぼしそうです。

いずれにしても、
まさに4チームの実力差は紙一重。

昨年までのように『明確な優勝候補』は見つかりません。
どうなっていくのでしょうか。


そしてトップリーグの優勝が決まった後には、
日本選手権も待っています。

そこには、
捲土重来を期すサントリーや、
大学選手権を圧倒的な強さで制した帝京大も参戦します。

こちらも面白い戦いになってくるでしょう。

ということで、
1月後半から2月にかけて、
ラグビーが最も熱く燃え上がる時期となります。


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