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第97回全国高校野球選手権大会  準々決勝の見どころ

2015年08月17日 | 高校野球

≪第97回全国高校野球選手権大会≫

【準々決勝】

第1試合  早稲田実(西東京)   九州国際大附(福岡)

3回戦で清宮・加藤の両大砲に待望のホームランが飛び出した早実。打線のつながりもよく、非常に乗っている印象だ。一方の九州国際大附は、エース富山が強打の作新学院の打線を完封。打線も主砲・山本に2試合連続のアーチが飛び出すなど好調を持続。実力は互角の両校だけに、両チームの投手がどこまで相手打線を抑えられるかにかかっている。九州国際大附としては、左腕の富山がキレのいい球で清宮、加藤を抑えきるようだと勝機が開けてくる。一方早実は、これまでの3試合と同様、打線が機能してハイスコアのゲームにしたいところだろう。好投手の富山と清宮の対決は、非常に注目度が高い。


第2試合  花咲徳栄(埼玉)   東海大相模(神奈川)

今大会盤石な戦いを見せ続ける東海大相模。3回戦ではエース小笠原がしっかりと8イニングを投げて”顔見せ”。今日の先発は2回戦で好投を見せた吉田が有力と思われる。この盤石な投の2枚看板以上に、今大会は打線が好調。トップの千野から、杉崎・豊田・磯網のクリーンアップにつながる打線は凄まじい威力を見せている。1,2回戦共に大会の中でも好投手と言われる相手に対し、まったく問題にしないで打ち崩していく姿は、過去の優勝校と全く遜色はない。2011年の日大三の打線の威力を彷彿とさせる。対する花咲徳栄は、3回戦で鶴岡東のエースの鋭く落ちるスライダーにまったくバットが合わなかったところを見ると、吉田のスライダーにもかなり苦戦が予想される。とすると勝機をつかむためには、何としても鎌倉、高橋の好調な2本柱で東海大相模の攻撃をしのいでいくしかない。相手としては非常に厳しいが、接戦得意の花咲徳栄としては、後半戦まで僅差でもつれこんでいけば・・・というゲームプランを思い描いているはず。大差の試合も考えられるが、花咲徳栄の粘り強さに期待したい。


第3試合  秋田商(秋田)   仙台育英(宮城)

東海大相模と並んで有力な優勝候補に挙がる仙台育英は、エース佐藤世が好調を維持しているのが心強い。肘の不安から今大会の活躍に疑問符がつけられていた佐藤世だったが、そんな不安は一掃。仙台育英は、強力打線と相まって、盤石な戦力を整えつつある。対する秋田商は、健大高崎との激戦を制して乗っている。エース成田翔は、前評判通りの素晴らしい投球を披露。キレのある速球とスライダーは大会屈指の威力を持っているため、さしもの仙台育英打線でも”はまって”しまうと攻略は難しい。秋田商としては、3回戦の戦いそのままに、序盤にリードを奪って仙台育英の焦りを誘いたいところ。仙台育英としては、いつものようにどっしりとした試合展開が出来れば、勝機は見えてくるはず。連投の佐藤世に若干の不安はあるが、力から言うと仙台育英に分がある戦いだ。


第4試合  関東一(東東京)   興南(沖縄)

関東一は、難敵の中京大中京に対して、思いもよらない『うれしい誤算』で勝ちきった。そのうれしい誤算とは、2番手で投げた金子投手のピッチングだ。制球も安定し切れもあり、この日のピッチングならばどこが相手でも安心してマウンドに送ることが出来る。大会中にこういう戦力の上積みが出来たのは非常に大きいと思われ、今後の快進撃を予感させている。一方の興南は、全員野球で実に総合力が高く、また粘り強い。『我喜屋マジック』も冴えていて、総合力ではどこにも全く引けを取らないチームだ。試合の焦点は、興南の比屋根のピッチングと関東一のオコエを中心とした打線の対決か。しかしその前提として、関東一の先発投手が序盤に試合をきっちりと作ること。2,3点のビハインドからの立ち上がりになると、非常に厳しい試合になってしまうことも考えられるため、きっちりと試合を作り中盤の金子につなぐという展開にしたい。興南としては、比屋根の連投による疲れが心配。関東一の打線の力はかなりのものがあるため、『打ち合い』の展開に持って行かれないように、しっかりと守備で相手を抑え込みたい。






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