オリックス パ・リーグを制す！ セ・パともに前年最下位からの見事な下克上

昨日ワタシは、
楽しみにしていたサッカー天皇杯準々決勝、
川崎フロンターレvs鹿島アントラーズの試合を、
テレビの画面でずっと追っていました。

その間に、
ちょこちょことプロ野球、
ロッテvs楽天の試合の経過も入れていましたが、
途中までは1－1の同点。

試合が終盤にもつれ込んだので、
「ああ、今日は多分引き分けだな」
なんて思ってゆっくりと風呂に入っていたら。。。。

なんとなんと、
楽天が8回に勝ち越し点を入れて、
ロッテが窮地に追い込まれているではないですかあ。。。。

と思ったら、
次の瞬間にロッテが敗れ、
まさに、あっと思う間もなく、
オリックスの優勝が決まりました。

中嶋監督の胴上げ。
そして選手やら何やら、
たくさんの「胴上げ？」が見られたり、
関西ノリの楽しい優勝決定となりました。

オリックスの皆さん、
本当に優勝おめでとうございます。


それにしても今季のオリックスの戦い、
素晴らしいという言葉以外はないですね。

最後の方も、
大黒柱・吉田正を欠く苦しい戦いが続く中、
まさに今季大ブレークを果たした選手たちが八面六臂の大活躍。
「オリックスは、そこかしこにキープレーヤーが転がっているんだ！」とばかりの見事な戦いぶりでした。

考えてみれば、
これまでオリックスの屋台骨を支えていた、
打の吉田正、投の山岡を欠いての優勝ですもんね。
すごいですよ。

投手ではもちろん、
ＭVP最有力の”日本の大エース”山本が15連勝を含む18勝を挙げ、
見事にエースの役割を果たしました。
そしてそれに続いたのが高卒2年目の宮城。

この若き左右のエースがほぼ試合を失うことなく白星を重ね、
それに田嶋や両山崎などが、
流れに乗ってしっかりとローテを守り抜きましたね。


打線ではなんといっても大ブレークのラオウ・杉本の存在が大きかった。
まるで助っ人外国人選手のように、
すい星のごとく現れて、
見事に打線の核として機能しました。
「30歳の大ブレーク」は、
何だか西武・中日で活躍したベンちゃんこと和田選手を思い起こさせてくれました。

そして1・2番の福田・宗が機能して吉田正・杉本に見事にチャンスメークをして、
若い紅林などもいっぱしになってきました。

何しろ中嶋監督のマネジメントが見事で、
若い選手たちにどんどん自信を付けさせてグラウンドに送り込んでいくところは、
かつての仰木監督の「仰木マジック」をほうふつとさせました。

昨日優勝を決めたヤクルトの高津監督が野村克也氏の”野村門下生”ならば、
中嶋監督は仰木彬氏の”仰木門下生”ですから、
日本シリーズで対戦という事になったら「あの95年のシリーズが四半世紀を経て再び」ということで、
非常に面白くなりますね。

そして今年のオリックス、
本当に「外人の手をほとんど借りない優勝」という事も、
何だか歴史に残るんじゃないでしょうか。

これほど外国人選手が全く機能しなくても、
若い選手がどんどん出てくる好循環があれば、
優勝ってできるものなんですね。
おみそれしました。

とにかく「優勝するにふさわしい」好チームです、オリックスは。

これからＣＳが待ち構えていますが、
オリックスはロッテ、楽天ともに10勝10敗の五分の対戦成績です。
油断は禁物ですが、
1勝のアドバンテージがあり、
しかも山本、宮城の両エースが万全の態勢で出ることができるので、
サクッと勝つのではないかと予想しています。

ヤクルト以上に、
ＣＳ突破の可能性は高いと踏んでいます。

出来ればヤクルトとオリックスという、
優勝チーム同士の激突が見たいなあと念願しているワタシです。

そうなれば全試合ドーム球場での開催となりますので（ヤクルトは進出の場合東京ドームで開催）、
無用な寒さなどに悩まされることもないと思いますので。
しかもなんだか、
11月に入って大規模イベントの上限がかなり緩和されるそうですしね。

シリーズのチケット、
何とか手に入らねえかなあ。。。。。。


ということで、
すでに思いは日本シリーズ。

今年のプロ野球、
それにしても接戦続きで、
面白いですね。