SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

力を出しきるということの難しさ

2018年08月11日 | 高校野球

甲子園は雨もありましたが、
順調に3試合を行うことができました。

第2試合では、
日大三に初陣の折尾愛真が挑みました。

県大会では超絶な打撃を見せて勝ち上がってきた折尾愛真。
対する日大三は、
選抜に続いての出場ながら、
今年のチームは昨年に比べるとチームは大型ではありません。
ワタシは試合前には、
折尾愛真がいつものように打つことができれば、
かなり面白い試合になるのではと思っていました。

試合は初回に折尾愛真が見事な速攻で先制し、
かなり面白い展開になるのではと思われました。

しかし、
その裏の守りで、
やはり初出場だけに日大三の打線、
というかユニフォームに過度な意識が出てしまって、
気がつくと7点を取られていました。

折尾愛真にとったら、
まさにあっという間の出来事だったでしょう。

落ち着く間も無く、
甲子園の大きな波にさらわれてしまったというか、
よく言われる「甲子園の魔物」に魅入られてしまったということでしょうか。

それからは、
見失った流れを引き戻すことができず、
ズルズルと回を重ねてしまいました。

前半戦で大きな差がつくと、
どんなに強打のチームでもそれを打ち破っていくことは難しくなってしまいますね。

結果は大差がついてしまいましたが、
折尾愛真としては高い授業料を払って、
貴重な体験をしたということかもしれません。

甲子園て普段通りの野球をするのが、
いかに難しいかということを痛感したと思います。

しかしながら、
選手たちは胸を張って帰ってほしいと思います。
ここまでやってきた、そして学校の歴史を作った、
かれらは野球部のレジェンドたちなんですから。

あの12年連続出場の聖光学院だって、
初めて甲子園に来た時は、
なんと20点を取られて大敗したんですから。

しかしそれを糧に、
どんどん強いチームを作って来たんですから。

折尾愛真の今後に、
大いに期待しています。

大きくリードされても決して諦めることなく戦い、
笑顔で2点を返したその気概を、
のちの後輩たちが継いでここに帰って来てくれると思うし、
そう確信しています。


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