SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

明治神宮大会2019

2019年11月13日 | 大学・アマ野球

いよいよ金曜日から、
今年も明治神宮大会が始まります。

毎度毎度書いていることなのですが、
学生野球にとって今年最後の全国規模のトーナメント大会。
拮抗した力を持ったチームしか出場できない「特別な大会」であるため、
毎年激戦が繰り広げられます。

高校野球の部と大学野球の部が、
「学生野球の聖地」神宮球場で行われるこの大会、
見どころはいっぱいありますのでちょっと紹介しますね。

まず高校の部ですが、
何と言っても出場するのが全国の秋季大会を勝ち抜いた優勝校のみ。
この10校、来春の選抜に揃って出場しますから、
選抜で優勝を争うであろうチームを一気に全部見られることになるという、
マニア垂涎の大会です。

この大会の優勝校にかけられるセンバツの「明治神宮枠」なるものの争奪戦のようにマスコミは報じますが、
正直言って出場している各校にとって明治神宮枠なんて、
はっきり言ってどうでもいいことです。

この大会は日程も過密になるので、
各校は勝ち進んでも決して選手に無理はさせないような布陣で臨んでいきます。
しかも巷間ささやかれているのは、
この大会がCSあたりで全国中継されるようになって、
この大会で手の内を見せてしまうと、
センバツですっかり戦力が丸裸にされてしまうので、
勝ち進むのも善し悪しという事を各校が感じている・・・・ということです。

もちろん「戦うもの」同士の試合ですから、
各試合勝ちに向かうのは当たり前なのですが、
監督さんたちの思惑は少し別のところにあるとも感じられるのです。

それでも全国レベルの好チームと戦えるとあって、
この試合をいい感じで「明日への糧」とするために臨んでいく・・・・・
それが本音の大会ではないでしょうかね。

しかし「明治神宮枠」がゲットされると自校にも選抜のチャンスが来ると感じている各校にとっては、
なんだかまんじりともしない数日間を過ごすことになるのでしょうがね。

まあ、
という事で優勝の予想は非常に難しい。。。。。
というよりも、
「やらないが華」とでも言いましょうか、
各試合を楽しんでいくというのがこの明治神宮大会の「楽しい観戦方法」ではないでしょうかね。

高校の部のトーナメント表はこちら ⇒ https://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/2019/2019jingu_highschool.html

この中でちょっと注目されるのは、
初日の第2試合で激突する、
星稜(北信越) vs 明徳義塾(四国)  です。


この対決、
そうあの「松井の5打席連続敬遠」で物議をかもした対決ですが、
直接対決はその時以来だそうです。
両校ともに夏に続いての出場で、
新チームでもその強さを維持しているようですから、
楽しみですね。

それから天理(近畿) vs 仙台育英(東北)
なんていう対決も、
グッと気持ちを掴まれてしまう対決です。



さて、
一方の大学の部。

こちらはもう、
4年間の集大成の大会で、
春の全日本大学野球選手権と並んで、
まさに大学生たちが「目指すべき大会」です。

春の大学選手権と違って、
東京六大学、東都大学の2代表以外は、
自分の所属する連盟のリーグ戦を勝ち抜いただけではこの大会の出場はかなわず、
その後他のリーグ代表とのまさに激戦を制しない限り、
神宮の土を踏むことはできません。

何しろ大学選手権の27代表と比較して、
この大会は11代表しか出場することがかなわない、
まさに狭き門の大会なのです。

それだけにこの大会に出てくるチームはどれも強豪ばかり。
最近は主要リーグと地方リーグとの差が縮まってきたという事が言われ、
地方大学からも続々好チームが出てきていますが、
そうした流れという事で見ても、
大変に面白い大会です。

そしてそのほか、
先のプロ野球ドラフト会議で指名された選手も多く出場しているので、
彼らがどんなプレーをするかという事にも、
注目が集まっています。

東海大の海野や慶応の郡司、津留崎。
大商大の大西、橋本に東北福祉大の津森・・・・・。
枚挙にいとまがないほどの好選手ぞろいで、
レベルの高い試合が繰り広げられます。

そして毎年波乱もありますね。
昨年、一昨年とワタシの目の前で、
環太平洋大学が東京六大学代表である慶応、法政に完勝しました。
その試合っぷりにはほれぼれするものがありました。

特に地方大学リーグにとっては、
まさにこの明治神宮大会は晴れ舞台。
一層気合が入っていることでしょう。

大学の部のトーナメント表はこちら ⇒ https://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/2019/2019jingu_college.html

 

いよいよ今年もはじまります。

この時期の野球観戦は、寒さとの戦い。
神宮で朝8時半開始の第1試合は、
ぶるぶると震えながらの観戦となります。

そして暖かい晩秋の日差しを浴びての観戦が過ぎた後、
第4試合の大学の対決では、
またまたあったかいコーヒーなどを飲みながらでないと厳しいほどの寒さに震えながらの観戦。

しかしグラウンドはあくまでも熱く、
素晴らしい戦いが目の前で繰り広げられる対決です。



おっと、それから忘れていました。
この大会の独特の楽しみとして、
高校の部の金属バットでの打撃戦を2試合見た後、
今度は大学の部の木のバットでの投手戦、守り合いを見られるという事です。

ガラッと試合の雰囲気が変わりますから、
そんなことも楽しみの一つにしてもらったらいいのではないかと思います。


それから観客のみなさ~ン。
高校の部が終わったらそそくさと球場を後にするの、
やめましょう!!

大学の部もそれは面白い試合が多いんですから、
せっかくだから見ていかれたら?!


さあ、楽しみな週末を堪能しましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大相撲九州場所2日目 これっ... | トップ | スポーツをするのも見るのも... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

大学・アマ野球」カテゴリの最新記事