SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲初場所 ひとり大関・貴景勝。連日の流血相撲で踏ん張る! 

2023年01月16日 | 相撲

大相撲初場所は中日8日目を迎えました。

横綱不在、そして一人大関の貴景勝は、
前日の翠富士に続き、
この日は同じ伊勢ケ浜部屋の錦富士が相手。

江戸の仇を長崎で・・・・・
ではないですが、
前日バチンバチンと張り手の応酬で敗れた兄弟弟子の翠富士に代わり、
この日の錦富士も立ち合いから気合満々。

バチ~ンと立ち合いで当たると、
あとは前日と同じく、
大関に何発も張り手を見舞う凄い取り組みとなりました。

対する貴景勝も「んだあ、この野郎」とばかりに応戦。
最後は錦富士が張り手を空振ったところを貴景勝が攻めて勝ち名乗り。
今日も大量の懸賞金をゲットしてホクホク・・・・・・・と思いきや、
この日の前日に続いて鼻から、そして口から(?)も血がボタボタ。

ものすごい相撲を、
連日取っています。

貴景勝は、
押し相撲だけに、時に不安定な負け方をするのですが、
それでも今場所は自分一人だけが横綱・大関という特別な地位だという事を十分に意識している相撲で、
連日「奮闘している」というのがわかる相撲っぷりです。

「これぞ大関」
って感じですね。

この気迫、責任感。

先場所、先々場所大関をにべもなく陥落していった、
御嶽海に正代は、
どんな思いで見ているんでしょうかね。

まあ、そんな余裕もないか。
正代は10勝で大関に再昇格できる規定になっている今場所、
中日8日目で早くも2勝6敗として、
再昇格アウトとなってしまいました。

まあ、
単純に力がなかったといえばそれまでですが。。。。。


さて、
気が早い話ですが、
優勝争いのトップはこの貴景勝と琴勝峰の二人。

その後ろに豊昇龍を筆頭とした2敗勢が、
数多ならぶという展開です。

3敗にはこの日3連敗になった、連覇を狙う阿炎。
そしてここにも数多の力士が群雄割拠しています。

多分優勝ラインは3敗。
3敗力士までは、
優勝争いの渦中にいると言って差し支えないでしょう。

役力士では、
関脇・豊昇龍が2敗、
小結・霧馬山が3敗、
関脇・若隆景と小結・若元春の兄弟が4敗です。

平幕力士では、
西筆頭の大栄翔が2敗、
2枚目の玉鷲、3枚目の阿炎が3敗。
その他竜電、北勝富士、宇良が3敗、
阿武咲、碧山の中位の力士が2敗で追います。
そして13枚目の琴勝峰がトップの1敗という成績です。

さらに幕尻の東16枚目、
大ベテランの宝富士が6勝2敗と元気です。

先場所までの数場所、
全く元気がなく心配していたのですが、
今場所は星が積み重なっていて、
ちょっとホッとしています。

先週は、
同じく大ベテランの隠岐の海がついに引退をしました。

何しろ幕下時代から「大器」と騒がれていた力士。
あの九重部屋から独立した八角部屋所属で、
「末は大関か?横綱か?」
と期待を一身にになった力士でした。

しかし北の富士さんも再三指摘していたように、
おっとりした性格でがつがつした出世欲に欠けていたのが欠点とされていて、
若手のころはよく「稽古をしない。。。。。。稽古さえすれば、すぐに大関、横綱が見えてくるのに・・・・」
と嘆き続けられていた力士でした。

しかし有り余る素質で、
幕内に上がるとそこから下に落ちることはありませんでしたね。

素晴らしい体格を生かした四つ相撲は、
「これぞ正統派力士」
という風情を持っていましたが、
どうしてもやはり気迫が表に出なかったですね。

ともすれば淡白に映ってしまう相撲は、
多くのファンを獲得したとはいいがたかったですが、
それでも37歳まで現役を続けて、
よく頑張ったのではないかと思います。
お疲れさまでした。


という事で大相撲は今日から後半戦。
どうなっていくことでしょう。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大相撲初場所 好調阿炎に、... | トップ | WBCの選手が決まったことより... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

相撲」カテゴリの最新記事