SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

奪回!

2022年01月11日 | 複数競技 

3連休の日本列島。

東京は良く晴れて、
例年のごとく「決戦」を静かに見守る3日間となりました。

高校サッカーが久しぶりに国立に戻り、
神宮外苑界隈がスポーツのイベントに沸くという1月の風景が、
完全に戻ってきました。

東京体育館で行われた春高バレーが無観客での開催は残念でしたが、
来年こそは完全な姿で各大会が行われること、
信じています。

さて、
国立競技場では日曜日に大学ラグビーの決勝、
祝日となった月曜日には高校サッカーの決勝が行われました。

大学ラグビーの決勝は、
王座奪還を狙う対抗戦優勝の帝京大が、
明大を完全に制圧して完勝。

前半で4トライを挙げて主導権を握ると、
後半反撃を試みる明大に対し、
FWがスクラムを制圧。

27-14で快勝、
4年ぶりに覇権を奪回しました。

いや~
あの強い帝京大が戻ってきましたね。

対抗戦では全勝で優勝したとはいえ、
スコアは接戦が多くまだまだ他校にもチャンスはあるのではという感じでしたが、
この日の試合っぷりを見るとあの9連覇時の強さをほうふつとさせるものでした。

特にFWの充実ぶりは、
「さすがは帝京大のFWだな」
と思わせてくれましたね。

試合後に岩出監督がこの試合限りでの退任を発表。
名将の花道を、
これ以上ない試合で飾ってくれた選手に、
大きな拍手を送りたいと思います。

敗れた明大は、
セットプレーでのミスが多く、
やってはいけない試合っぷりだったとは思いますが、
やはりそれもこれも帝京大のプレッシャーが強かったため。
今年は仕方がなかったのではと思います。

悔しさにくれた昨年度から決勝進出で半歩前進。
この試合の悔しさがその半歩を進める原動力になることでしょう。
来年に期待です。

大学選手権は、
昨年優勝の天理大、そして今年4強で帝京大を追い詰めた京産大と、
関西リーグの躍進ぶりが目立ってきて、
対抗戦に次ぐ実力になってきました。

来年からも対抗戦、関東リーグ戦、関西リーグ戦の各リーグ戦が楽しみになってきていますね。

大きなルールの改正があった今年、
ラグビーがより攻撃的なゲームになっていく萌芽が見えて、
期待は高まります。

リーグワンもようやく開幕。
かなり一般にラグビー用語も浸透してきましたし、
スキルも高まってきて、
2019年の流れを確実にする歩みを止めないでほしいです。


さて、
土曜日に準決勝、そして月曜日に決勝が行われたのが高校サッカー。

今年の大会は100回記念大会。
そして舞台が国立競技場に戻ってきての初開催。
いやがうえにも期待は高まりました。

ワタシはこの100回大会に先立ち、
「高校サッカークロニクル」と銘打ったサッカーマガジンの特集号を購入。

「ああ、あんなこともあったよなあ・・・・」

なんてことに思いをはせながら、
大会を心待ちにしていました。

準決勝で関東一が無念の出場辞退を余儀なくされましたが、
おおむねいい大会だったなあという事が言えるでしょう。

優勝した青森山田は、
ひとチームだけ次元の違うサッカーを展開。

テクニック、展開力、速さなどは従来から「違い」を認識していましたが、
今大会は「強さ」「厳しさ」というところで他校に比べて段違いのチーム力を見せました。

決勝の大津戦は、
まさに「青森山田は、相手が強くなればなるほど、その真価を発揮する」という感じのサッカー。
見事としか言いようがないサッカーで、
4-0と完勝しました。

プレーの厳しさは際立っていて、
あの強い大津に、
90分でただの1本もシュートを打たせなかったというところにその凄みを感じます。

完成形に近づいた、
今年の青森山田。
まごうことなく「100回を数える大会で最強のチーム」と言えるでしょうね。

ワタシは個人的に、
これまでは平山相太が3年時の国見、
あるいは決勝で敗れたものの長谷川、大榎、堀池+武田の清水東が最強ではないかと思っていたのですが、
あきらかに今年の青森山田はそれらのチームを凌駕する凄さでした。

その妥協しない戦いぶり、
本当に見ていて凄みを感じました。

おめでとうございます。

高校サッカーの名将・小嶺監督が大会中に逝去されるという衝撃のニュースが駆け巡った今大会。
その小嶺監督が率いた国見から王座を引き継いだ青森山田が頂点に立つという、
そんな100回大会となりました。

高校サッカーは一時、
Jユースのチームに全く歯が立たないといわれる時期があり、
その差はどんどん広がっていくのではないかと思われていました。

しかし今大会を見ていると、
優勝した青森山田はもちろんのこと、
準優勝の大津、
そして前橋育英や阪南大高、静岡学園など、
なかなか素晴らしいチームも多数出現してきていて、
まだまだ「高体連の高校サッカーも、いいぞ!」
と思わせてくれました。

いい意味で高体連とJユースが切磋琢磨していける時代になると、
いいですね。

サッカー選手に二つのルートが用意されているという事が、
他国にはない日本サッカーの力になるといいなあと、
ワタシは思ったりします。

プレミアで戦う半分は高体連の強豪。。。。。
こんな感じになったら、
この高校サッカー選手権ももっと盛り上がっていくでしょうね。

各校とも、
頑張って「絶対王者」を追っていってほしいと思います。

青森山田には、
これからも「高く強大な壁」であり続けてほしいですね。


という事で盛り上がったこの3連休。

ようやくスポーツおやじも、
ひと息つけるってもんです。

しかし大相撲初場所は始まっていますから、
アウトドアからインドアに興味を移して、
また声援を送るとしますか。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高校サッカーは青森山田vs大... | トップ | 大相撲初場所 圧倒的な安定... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

複数競技 」カテゴリの最新記事