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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

高校野球秋の陣 その1

2021年11月02日 | 高校野球

来年の選抜の重要な参考になる・・・・・・
というよりも、
はっきり言って「選抜予選」の趣の強い秋季高校野球地区大会。

これまで、
関東、東京、東海、九州を除く各地区で、
すでに優勝校が決まっています。

近年はすでに各地区の選抜校の振り分けが決まっているので、
各チームとしても「ここまで勝ち進めば選抜だ」というのがわかりやすくなっていると思いますね。


今年は夏の甲子園の開催が、
雨の影響もあって遅れ遅れになりましたから、
なかなか選手権で甲子園の土を踏んだチームの新チームの整備がままならなかったようですね。

8強に残ったチームのうちで選抜を射止めているのは、
敦賀気比だけです。
その敦賀気比も、
県大会では3位に沈みましたが、
その後立て直して北信越大会の優勝をつかみました。

エースをはじめたくさんの選手がこの春夏の甲子園に出場していますから、
経験値は十分。
活躍が期待できるチームです。

北海道では、
通信制の高校として話題をさらったこともあるクラーク国際が初優勝。
選抜初出場を確実にしています。

駒大苫小牧、北海、東海大北海道という、
00年代に入ってから甲子園で決勝に進出している道内の強豪をことごとく撃破した力は本物でしょう。
明治神宮大会でその実力の程を、
見てみたいと思います。

東北大会は盛り上がりました。

特にスーパー球児・佐々木倫太郎を擁する花巻東が、
ここ10年の東北での絶対王者・仙台育英と激突した準々決勝は、
盛り上がったようですね。

試合は花巻東が快勝。
勢いに乗って優勝を飾り甲子園出場を確実なものにしました。

そして準優勝は、
今夏連覇が途切れて仕切り直しの大会に挑んだ聖光学院が、
気迫と野球力で甲子園に帰ってくる切符を手に入れました。


北信越は先にも触れた敦賀気比が県大会3位からの”下克上”を達成。
まあ下克上といっても、
それは表面に見える記録的なことだけ。

誰しもが「敦賀気比が、実力的には1枚抜けている」と思っていた北信越の陣でした。
準優勝には星稜。
昨年は1年間のお休み期間となってしまいましたが、
あっという間に復活を遂げました。
林監督が退任して新たな時代に踏み出す星稜、どんな野球になるのか楽しみです。

近畿では、
高校野球界の”絶対王者”に君臨する大阪桐蔭が、
圧倒的な力を見せつけて大会を制しました。

大阪桐蔭は旧チームでは、
圧倒的に強いといわれ春夏とも甲子園で優勝候補の筆頭に挙げられていましたが、
春夏で1勝しか挙げられずに敗退。
その轍を踏むまいと、この秋のチームは勝ちにこだわる姿勢が見えました。

もともと持っている技術、ポテンシャル、そして気持ちは圧倒的に高校球界No1.
力を結集して臨むこの選抜でも、
優勝候補の筆頭に挙げられることはまず間違いないですね。

準優勝は旋風を巻き起こした公立の和歌山東。

夏の選手権で全国制覇を成し遂げた智辯和歌山を県大会準決勝で破り、
勢いに乗って近畿大会でも伸び伸びと自分たちの力を発揮。
夏の甲子園4強の京都国際を破り、
決勝まで一気に駆け上がって夢の甲子園をつかみました。

そのほかでは、
天理がやはり強さを発揮。

昨年同様智弁学園の後塵を拝して県大会では3位に終わったものの、
近畿大会ではその力を発揮して準決勝まで勝ち上がりました。

また大阪2位での出場となった金光大阪も、
4強に勝ち上がり選抜は確実視されています。

選抜出場校は6校ですが、
大阪桐蔭が明治神宮大会で優勝すれば1枠増えて7校が代表に選ばれます。

その場合は8強敗退校4校の中で3校が選ばれるので、
グーンとその確率は上がりますね。

京都国際、東洋大姫路は確実視されていて、
もう1枠増えれば近江か市和歌山のどちらかという事になりそうです。

中国では、
こちらも広島3位で出場した広陵が力を発揮。

県大会準決勝で敗れたライバルの広島商に、
中国大会決勝でリベンジを果たしてV。
選抜を確実なものにしました。

準優勝はライバルの広島商。
ノー文句でこの名門2校が選ばれそうです。


四国は波乱がありました。

優勝はまず明徳で間違いないだろうと思っていたのですが、
準決勝の県優勝校対決で鳴門に惜敗。

その鳴門は決勝で同じ高知県の高知に敗れたため、
明徳は「四国3位」の位置づけ。

中国3位のチームとセンバツ最後のイスをかけて比較されますが、
同県の高知が選抜されていることから、
「戦力的には上回るが、地域性が・・・・・」
なんてことになりそうな気配。

好投手吉村を擁しているだけに、
選抜に出場すれば活躍が期待されますが、
果たしてどうなるか。

優勝した高知は、
阪神ドラ1の森木を擁した3年間、
どんなに強く望んでも手が届かなかった甲子園に、
後輩たちが強力打線を引っ提げて乗り込んでいくという事になりました。

そういえば前回高知が出場したセンバツは、
出られる可能性が低かったところに、
明徳が明治神宮大会で優勝して1枠を持ち帰ってくれたから実現したもの。

その”恩”を返すのは今。
是非明治神宮大会で優勝を飾って、
「明徳のために」枠を持ち帰ってほしいものですね。


ということで、
あとは今週末、
関東、東京、東海大会が決着し、
11/12の九州大会決勝をもって、
今年の高校野球秋の陣も終幕を迎えるという事です。

そして11/20からは明治神宮大会が開幕。
ここで今年の学生野球がすべて終了するという流れです。

11月は例年にも増して、
野球が熱い季節となります。

プロ野球もCS、日本シリーズともに11月開催ですからね。
観客の制限も緩和され、
熱い声援(現在は手だけですが)がこだまするスタジアム。
いいなあ、こういう風景は。

お天気だけは一つ、
頼みます、お天道様。




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