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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

世界ミニマム級統一王座決定戦  二人の王者に、心からの賛辞を贈る!

2012年06月21日 | ボクシング

◇WBA・WBC 世界ミニマム級統一王座決定戦

WBC王者                  WBA王者
井岡一翔(井岡) 〇12R 判定●   八重樫東(大橋)
             115-113
             115-113
             115-114


素晴らしい試合でした。
日本ボクシング史に残る激闘だったといっていいですね。

【これぞボクシング】

この言葉しか見当たりません。

二人の世界王者に、
心からの賛辞を送りたい気分です。
素晴らしかった。



試合は1回から動きましたね。

出足は相手を探りながらの静かな出足。
と思ったら、
1R終了時点に、
八重樫の左まぶたが腫れているのがはっきりとわかりました。

井岡の的確なジャブがヒットしたんでしょうか。

その八重樫の左目、
2R以降みるみる腫れてきて、
3R終了時点ではもう、
左目がふさがった状態になっていました。

しかし、
そんなことでひるむようなやわな選手ではありません、八重樫は。

【絶対王者】
の風格を持つ井岡に対して、
果敢に右をヒットさせて主導権を握ったかにも見えました。

対する井岡も、
さすがにスピード、パンチ力共に素晴らしい。

両者の最高レベルでの応酬、
見ていて息が詰まるほどでした。

4R終了時点でイーブンだった採点は、
8R終了時には2-1で井岡優位に。
しかも井岡優位とつけたジャッジはいずれも2ポイント差。

八重樫が勝つには、
残り4Rで3つ、
明確にポイントを奪う必要がありました。

しかし八重樫、
そんなことは『関係ねえ』とばかり、
大きく腫れてふさがった両目をものともせず、
前に前に・・・・・・・
井岡を追い詰めるシーンを演出。

対する井岡も、
打たれれば必ず打ち返し、
足を使って判定で逃げ切ろうなんていう気持ちはこれっぽっちもなし。

両者の意地と技術がぶつかり合う、
素晴らしい激闘になりました。

11R、12Rの攻防、
まさにボクシング史に残るものだったと思います。

判定は、
3-0で井岡となりました。

彼はチャンピオンにふさわしい、
素晴らしい心技体を備えたボクサーだと思います。

これからも、
もっともっと大きい男になっていきそうな気がしますね。

【日本のパッキャオ】
を目指し、
それ以上の選手になっていってほしいと思います。


敗れた八重樫選手。

彼もまた、
リアルチャンプでした。

回転の速い左右のパンチ、
ミニマム級とは思えないような迫力満点のものでした。

そしてふさがった目をものともしない突進力。
素晴らしいものを見せてもらいました。

井岡チャンプはこのミニマムのタイトルは返上して転級するようですので、
ミニマム級に残る八重樫にとっては、
予想以上に早く次のチャンスは廻ってくると思います。

敗れたとはいえ、
『敗れてなお強し』
を印象付けた八重樫の今後にも、
大いに期待しています。

敗れても挑戦し続けて、
30歳を過ぎてからスーパー王者になった西岡のような歩み、
ぜひ期待しています。



それにしても、
一夜明けてなお、
興奮冷めやらずといった感じです。

いいものを見させてもらった!

ボクシングのだいご味、
堪能しました。

やっぱり、
リアルなボクシングは最高!!!!

この戦いが、
たくさんの人に届いていること、
願ってやみません。


*余談ですが、久しぶりに見た辰吉、ちょっとろれつが回っていないようで、心配です。

 


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