SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

組み合わせ決定! 第104回全国高校野球選手権大会 ブロック別展望

2022年08月04日 | 高校野球

組み合わせ - 高校野球夏の甲子園2022 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

さあ、
昨日組み合わせが決まりました、今年の甲子園。
久しぶりにほぼ全選手が会して行われた今年の抽選会。

やっぱりリモートで決まっていくよりも、
主将が壇上でくじを引くという方がドキドキしますね。
第8日にまわった4校が先にくじを引き、
その後次々と対戦が決まっていき、
その都度何とも言えないどよめきが会場を包みました。

さて、決まりました。
今年はまさに「最強」と言われる大阪桐蔭1強をどこが突き崩すのか・・・・
というのが最大にして唯一の注目点。

その大阪桐蔭、
またも「1回戦最終日」という各校が「最も引きたくない」位置のくじを引きました。
思えば今年の春のセンバツでも同じく1回戦最後の位置のくじを引きましたが、
涼しい顔して「なんくるないさ~」という感じで優勝まですいすいと駆け抜けていきました。
まあ、これぐらいの方がなんというか、
面白いと言おうかなんと言おうか。。。。
ワタシは個人的に、
大阪桐蔭は1回戦から出場してほしいなあと思っていましたので、
まずは楽しい組み合わせになったのではないかと考えています。

宣誓は横浜の玉城主将。

ワタシのほのかな記憶をたどると、
横浜の選手宣誓は、
あの春夏連覇の98年、小山主将以来ではないでしょうか。
そうであるならば、
横浜にとってはある種の”吉報”ではないかなと思います。

さて、
各ブロックごとの展望を。。。。


◇第104回全国高校野球選手権大会  各ブロック展望

【明豊・樹徳・京都国際・一関学院・八戸学院光星・創志学園・愛工大名電・星稜ブロック】
実力校揃い、先が読めないブロック。本命の京都国際は森下の出来がカギか。

実力校が複数揃い、面白いブロックになった。本命と目される京都国際は、サウスポーエースの森下の出来がカギか。優勝を狙うには森下のスタミナを極力温存しながら後半戦に向かいたいが、それを許してくれない好チームぞろいだ。初戦で対戦する一関学院はしぶとい好チーム。花巻東、盛岡大附の居並ぶ岩手を勝ち抜いた攻守は油断できない。2回戦で対戦する可能性が高い明豊は昨春の選抜準優勝校。打線の破壊力は昨年に匹敵する迫力で、目標を明確に全国制覇に定めている。反対の山には常連校が顔をそろえた。星稜は好投手マーガードを擁し選抜8強。対する愛工大名電は2年連続の出場で、最激戦区の愛知を2年連続で制した力は本物。この両校の勝者が春の中国大会優勝校で今大会も好調を維持する創志学園と激突か。創志学園は初戦、八戸学院光星と当たり、これもまた打線のいい両校がガチでの打撃戦も予想され、予断を許さない。明豊の初戦の相手、樹徳は県大会で前橋育英・桐生一・健大高崎を次々に倒し、実力は折り紙付き。明豊にどう対峙していくか。ブロックの勝ち抜けは、森下が好調ならば京都国際が本命だが、明豊、創志学園、星稜、愛工大名電が差なく追うという展開か。

 ◎ 京都国際 〇 明豊・創始学園・星稜・愛工大名電 △ 一関学院・樹徳・八戸学院光星 ▲ 


【鶴岡東・盈進・近江・鳴門・海星・日本文理・天理・山梨学院ブロック】
初戦で激突、近江vs鳴門。天理と山梨学院も好試合が期待され、エース田中の日本文理にもチャンスは十分。

優勝候補の一角とみられる近江と春の四国大会を制した実力校・鳴門が初戦で激突。この対決の行方がブロックに大きな影響をもたらすか。選抜準優勝の近江は、エース山田が健在。高校レベルではなかなか攻略が難しいとされるフォークの切れで、相手に得点を許さない。一方の鳴門の左腕・富田は今大会屈指の左腕。選抜では大阪桐蔭が唯一苦戦した投手で、こちらも容易には点を与えない。どちらも打線も一級品だけに、ミスや長打が試合の明暗を分ける展開か。反対の山には実力校とされる天理、山梨学院、そして大会屈指の右腕・田中を擁する日本文理がいて、こちらも波乱含みだ。天理と山梨学院は同じようなチーム構成。大型打線と信頼のおけるエースを擁し、上位を狙うが初戦が大きなヤマになってくるか。山梨学院は甲子園での実績は天理に遠く及ばないが、その壁を破る大会にしたい。天理はエース南沢の投球がカギ。その勝者が激突する可能性が高いのが日本文理のエース・田中だ。150キロ右腕と言われ、ドラフト上位指名が確実な右腕は、打っても4番で二刀流だ。久しぶりの代表を勝ち取った盈進は鶴岡東と対戦。鶴岡東の4割打線をしっかり抑えきることができるか。海星も投打にバランスが良く、昨年の長崎商に続く無印良品での上位を目指す。

 ◎ 近江・鳴門  〇 天理・山梨学院・日本文理  △ 海星  ▲ 鶴岡東 盈進

 

【敦賀気比・高岡商・興南・市船橋・三重・横浜・日大三・聖光学院ブロック】
実力伯仲。どこが勝ち残っても不思議ではない群雄割拠のブロック。どこも厳しい初戦を、どう乗り越える?!

各校の実力が接近していて、どこが勝ち残っても不思議ではないブロックだ。明確な優勝候補に挙げられる学校は一つもない。しかしどこも実力を持っている好チームで、大会で波に乗れば上位に駆け上がる可能性も十分にある。敦賀気比はこの春は沈んでいたが夏を迎えて再浮上。昨夏の8強以上を目指す。エース上加世田は4回目の甲子園で実績は十分。これまで投で力を見せたことがなく、最後の夏にかける。興南は相変わらず充実した戦力を持ち、上位進出の可能性は十分。対する市船橋は、激戦の千葉大会を打線で制してきた実力校。興南の厚い守備の壁を突破できるか。反対の山はさらに激戦。昨夏もエースとして甲子園で2勝を挙げた上山擁する三重はかなりの実力を持ち、対する横浜は2年生の投打の主軸が好調。しびれるような試合になるはずだ。日大三と聖光学院はかつて甲子園でも対戦したことがあるカード。聖光は春からグッと実力を伸ばしてきていて、日大三を戦力的にはやや上回るが、都大会中に安定感を増した日大三のエースがどこまで聖光打線を抑えることができるか。これらで勝ち上がったチームが激突の2回戦も注目で、1試合たりとも目を離せない好ゲーム目白押しのブロックになる予想だ。

◎ 興南  〇 敦賀気比・三重・横浜・日大三・聖光学院  △ 市船橋  ▲ 高岡商 



 【二松学舎大付・札幌大谷・県岐阜商・社・大阪桐蔭・旭川大・聖望学園・能代松陽ブロック】
大阪桐蔭を止めるチームはなし。各校とも、どんな戦略で挑んでいくのか。

大阪桐蔭の入るブロックだが、それ以外に優勝候補と目されるチームは入っておらず、大阪桐蔭の独壇場になりそうな気配だ。大阪桐蔭は4,5枚揃うエース級の投手陣を自在に駆使して、相手に得点を与えない。そしてその隙に超強力打線が相手投手を打ち砕き、早い段階で試合を決める。負けパターンは存在しないが、波乱を起こす可能性があるとすれば好投手が中盤以降まで大阪桐蔭を抑えきった時。その可能性に賭けるのであればわずかにチャンスがあるのは聖望学園か。エース岡部と左腕東山のつなぎは「ひょっとすると」の期待が少しだけはある。しかし打線が大阪桐蔭の投手陣を崩せる迫力はない。打線でいうと札幌大谷の破壊力が光る。6試合で9失点と投手陣も安定感があり、8強をかけて大阪桐蔭の対戦相手になる可能性は最も高い。鍛治舎監督率いる県岐阜商は投手陣はそろうもののやや迫力不足。初戦で相対する社は初出場校ながらしっかりした野球をやる好チームで、決して侮れない。3季連続で甲子園の土を踏む二松学舎は、その経験を活かしたい。初戦突破が大目標。能代松陽はしぶとさで食い下がりたいし、旭川大には3年前に星稜・奥川に食い下がった気概を見せてもらいたい。

◎ 大阪桐蔭  〇     △ 札幌大谷・二松学舎・県岐阜商・社・聖望学園  ▲ 旭川大・能代松陽 


【鹿児島実・明秀日立・仙台育英・鳥取商ブロック
仙台育英に大チャンス到来。しかし実力ある鹿児島実、明秀日立も虎視眈々と狙いを定める。

仙台育英が全国制覇に照準を合わせて臨む今大会。組み合わせとしては、望み通りの2回戦から、しかも優勝候補、屈指の好投手などが存在しないブロックを引き当てた。ロースコアゲームで勝ち切ることを目指す仙台育英は、今年は本塁打ゼロ、盗塁24という”地上戦”が得意で、奪った得点を豊富な投手陣で守り切る野球。8強に向けて、しっかりした戦いをするつもりだ。追っていく2校が初戦で激突。実力的にはほぼ互角で、どちらに転ぶかわからない対戦となった。明秀日立は春に続いての甲子園で、エース猪俣を強力に援護する打線が看板。鹿実の左腕赤崎攻略ができるかどうかが勝敗を決める。鹿実はしっかりと接戦を勝ち切る野球が得意で、やや野球に粗さの残る明秀日立は組みしやすい相手だろう。しっかり守って、ロースコアのゲームにもっていきたい。鳥取商はこれと言って特徴のないチームだが、どこまで仙台育英に食らいついていけるか。

 ◎ 仙台育英  〇 鹿児島実・明秀日立  △       ▲ 鳥取商
  

【高松商・佐久長聖・明徳義塾・九州国際大付ブロック】
本命は大型チームの九州国際大付。しかし明徳は甲子園初戦に無類の強さを誇り不気味な存在。強打の高松商も参戦できるか。

本命は優勝候補の一角に上がる九州国際大付。選抜で好投を見せた左のエース・香西が夏はベンチスタートが多く、池田があとを継いでエース格。打線は折り紙付きだが、今一つ当たりが本来のものでなかった点は若干気になるところ。対戦する明徳は、どこのチームもが初戦では当たりたくないチームの筆頭。しっかり相手を分析して対策を立ててきて、まさに甲子園野球の粋を集めた戦いが得意だ。エース吉村は左サイド。九国の佐倉ら左の打者がどう攻略してくるのか。九国としては、力でねじ伏せる野球で道を切り開きたい。高松商は5試合で18失点と相変わらず投手陣に安定感がないが、その分打ち勝って活路を見出す。スラッガー浅野は大事なところで打てる打者。しっかりと打って、名門復活ののろしを高く上げたい。佐久長聖は昨夏のコロナでの県大会辞退から復活しての甲子園。25盗塁を決めた足で揺さぶり、打撃戦を制して波に乗りたいところだ。

◎ 九州国際大付  〇 明徳義塾  △ 高松商・佐久長聖 ▲ 


【下関国際・富島・有田工・浜田ブロック】
富島のエース日高が君臨するか。それとも実力のある下関国際が浮上するか。

これも甲子園でよくある「有力校が一つも入っていないブロック」。今年はこのブロックか。2試合の勝ち上がりという事だけを見ると、富島のエース・日高次第という気もする。日高は昔懐かしい「エースで4番」の二刀流。魅力をマウンドでもバッターボックスでも発散する選手で、甲子園でも注目を浴びる存在になれるか。対する下関国際は、現在名門・強豪になるための階段を上っている最中の学校。いいくじを引いた今年は、8強への道が眼前にひらけている。投打に絶対的なものは持たないものの、スキもなく戦力は充実している。低迷する中国勢にあって、しっかりと上位への道を切り開きたい。コロナの陽性者を出した2校は2回戦からという、ある意味アドバンテージを得て大会に臨む。有田工は選抜にも出場して甲子園にのまれることはないだろう。浜田は久々の出場で、まずは1勝が大目標だ。

 ◎ 下関国際・富島 〇 有田工・浜田  △   ▲ 



【九州学院・帝京五・智辯和歌山・日大三島・国学院栃木ブロック】
智辯和歌山が昨年に続いて「最遅登場」。吉兆胸に、連覇に向けてブロック突破を狙う。

開幕戦は日大三島と国学院栃木の対戦。東都大学の試合のようになった。日大三島はエース松永を立てて守りの野球を推進、飛躍を狙う。国学院栃木は10年以上にわたり王者に君臨した作新学院を破り、その自信を胸に甲子園へ。日大三島有利と見るが、開幕戦だけに波乱も。。勝ち上がるとそこにはディフェンディングチャンピオンの智辯和歌山が待つ。今年も昨年並みに攻守に洗練された戦力で、今季大阪桐蔭に唯一土を付けた強豪で、ブロック抜けはまず固い。コロナで8日目の試合に措置された九州学院と帝京五は、お互いしっかりと相手を研究できる日にちが確保された。熊本と愛媛の対決となると、やはり思い出すのは96年決勝、熊工と松商の頂上決戦。あの熱い対決に負けないゲームを期待したい。

◎ 智辯和歌山 〇    △ 日大三島 九州学院  ▲ 帝京五 国学院栃木

 

さあ、いよいよ土曜日に始まります。 楽しみましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 甲子園の組み合わせのこと、... | トップ | 明日開幕、甲子園!  さあ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事