高校野球の開幕を前に、
阪神が甲子園を出てロードに。
そして甲子園球場は、
例年のごとく高校球児に明け渡されました。
いよいよ6日に開幕を迎える甲子園。
今か今かと球児たちを待っています。
今日はいよいよ注目の組み合わせ抽選会ですが、
それに先駆け昨日高野連の記者会見が行われました。
本来第7日に行われる予定の2回戦3試合を第8日にし、
その3試合に浜田、帝京五、有田工、九州学院のコロナ陽性者を出した4校を組み込むことで、
試合に支障がないように配慮しました。
ということは、
この4校の中からほぼ1校、
8強進出が決まるという事。
なんとなくではありますが、
どこも実力にあまり差がない学校ばかりで、
これはこれで面白くなるかもしれません。
さて、
昨日はプロ野球で、
大コーフンの出来事がありました。
それはヤクルト、村上の5打席連続本塁打。
なんとなんと、
王さんやバースなど、
名だたる歴代のホームランアーティストが成し得なかった記録を、
この22歳の若き”神様”が、
堂々と成し遂げてしまいました。
昨日の2本も、
ものすごいホームランでしたね。
最後の1本は、
何だか片手で持っていったような。。。。。
気持ちがものすごく強い彼ですから、
これからどこまで伸びていくのか、
ホント大注目ですね。
まあ、
しばらくしたらMLB挑戦ってことになるんだろうなあ。。
大谷をしのぐほど、
MLBでもホームランをバンバン叩き込んでほしいですけどね。
すでに「日本の至宝」ですね、彼は。
ヤクルトも彼に引きずられて、
何とか久しぶりの連勝。
ようやく暗いトンネルを抜けて、
また陽の当たる道を歩いていきましょう!
ちなみに巨人なんですが、
昨日久々に試合をしましたが、
そのラインアップに丸はいるわ岡本はいるわ。。。。。
6試合+オールスターブレークを休んで、
復帰したら最初の試合からきちんと選手、揃ってるんか~い!
ヤクルトの厳しさを見てきただけに、
ものすごくモヤモヤ、残っています。
まあ、
週末対戦がありますから、
そこで目にもの見せてやりたいですなあ。。。。。。
最後に、
書きたいと思っていながら書けなかった、
もうひとつの野球の話。
それは都市対抗野球。
すでに「都市対抗って、なんの都市対抗戦???」
って言われて久しい社会人野球の全国選手権大会。
注目度は大学野球よりも低く、
盛り上がっているのは出場しているその会社周辺だけ。。。。。
(まあ実態は、当の会社もさほど盛り上がってはいませんが。。。。スタンドでは社員や関係会社、取引先などの人たちが動員されて・・・・ですがね。)
主催の毎日新聞以外は、
スポーツ面でも端っこの方に結果のテーブルスコアとちょっとした寸評だけってのが定番の大会ではありますが、
金曜日に行われた決勝戦は、
それは面白い試合でした。
カードは昨年優勝で連覇を狙う東京ガスと、
この大会の最多優勝を誇るENEOSの対戦。
学生野球好きにはたまらないこの大会。
かつてのように「人材の宝庫」ではありませんが、
それでも見知った名前と顔が並ぶラインアップは、
「お~あいつここにいるのかあ・・・・」
「お~あの選手、久々に見たぞ~~」
なんていう同窓会感満載のため、
見ていて楽しくなってしまう大会ではあります。
東京ガスには、
楠、小野田、地引、加藤、笹川らの名前がずらっと並び、
まさに同窓会チックなラインアップ。
ENEOSにも渡会、山崎錬の4・5番をはじめ見知った面々が並び、
3番にも補強選手で武田健吾の名前が。。。
武田健吾?????
どっかで聞いた名前だなあと思ってググると、
昨年まで中日にいたあの武田だという事がわかって、
またグッときちゃったり。。。。。
そんな試合でしたが、
中盤からその試合内容も、
グッと白熱してきて面白いのなんの。。。。
実力勝る東ガスが先取点を上げたあと5回に3ランが出て4-0のリード。
「ああ…ここまでか」
の雰囲気が漂う中、
6回表にENEOSが猛反撃。
川口のデッドボールから武田が意地の2ベースを放ち2・3塁。
そこで登場の高卒2年目、渡会。
コロナの影響を受けて最後の年の甲子園がなかった世代の渡会。
しかし横浜では常に中軸を打ち、
その打撃センスは一目置かれていた選手です。
そして渡会が振りぬいた打球はライトスタンドへ弾丸ライナーで一直線。
スタンドに突き刺さる3ランとなって1点差。
そして意気上がるENEOSは、
ここで丸山が登場して見事に同点アーチ。
さらにさらに、
2死から小豆澤がライトへ、
この回3発目のアーチをかけて逆転。
あっという間の3発!!!!
あり得ない猛攻でENEOSは逆転すると、
そのリードを長島、本間の「三菱重工補強組」がしっかり守り、
9回は守護神、柏原につなぎます。
この柏原。
ワタシが大のファンである桐光学園出身。
楽天・松井の2年先輩で、
高校3年時の神奈川大会決勝ではエース柳(中日)、主軸が近藤(日ハム)、乙坂(元DeNA)と役者の揃う横浜を相手に、
1年生の松井とともにマウンドを守り延長の激戦を展開した投手です。
最後はサヨナラ負けをして甲子園の夢はつかめませんでしたが、
桐光の部史上に残る好ゲームとして今も語り継がれている試合です。
一方の東京ガスには、
これまた桐光出身の建部選手が「代打の神様」として、
君臨しています。
この建部選手は甲子園経験がありますが、
それは07年のこと。
このとき2年生で中軸を打っていた建部選手、
決勝では東海大相模と対戦。
エース菅野(巨人)、主砲大田(DeNA)、そのほかに田中(広島)などキラ星が揃ってこのチームも超絶でしたが、
その東海大相模を10-8と打撃戦で破って甲子園を決めたこの代、
この試合も語り継がれている試合です。
建部はこの都市対抗でも大活躍、
準決勝では逆転打を放ち、
決勝の実況の中でも「東ガスには代打の神様、建部がいます」とNHKのアナに何度も言ってもらうほど、
期待されていた存在でした。
9回1点差でENEOSのリード。。。。。
マウンドには柏原。
東ガスは建部を使うシチュエーション。。。。
ワタシこの9回、
なんだか胸がドキドキと鳴って、
仕方がありませんでした。
しかし。。。
建部に出番は訪れず。
柏原が最後をきっちりと締めて、
ENEOSが通算12回目の優勝を、
歓喜のうちに決めました。
監督、選手、関係者。。。。。
どの目にも涙が光るほど、
素晴らしい戦いでした。
敗れた東ガスは、
昨年度優勝チームとして予選免除でこの大会に出てきていましたが、
その分都市対抗の特別ルールである「補強選手」を一人も補強することはできず、
まさに「自前戦力」だけで戦ってのこの強さ。
破格でした。
都市対抗をこんなに楽しく見たのって、
いつ以来だろうか。。。。。
そんなことを思いながらの観戦で、
「これは一つ、記事にしよう!!!」
と思いながらも高校野球に押され、
なかなか書けずにいたので、
今日書いちゃおうと思い立って、こうして書いています。
おめでとう、ENEOS。
そしておめでとう、柏原投手。
建部選手も含め、
選手生活はもう最晩年だと思いますが、
思いのたけをぶつけるこの東京ドーム決戦、
堪能させてもらいました。
どうか残りも、
いい野球人生を。。。。
ということで、
野球はやっぱり面白い。
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