1日遅れてしまいましたが、
ボクシング世界トリプルタイトルマッチを。
◆ WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン 挑戦者
粟生隆寛(帝拳) KO ウンベルト・グティエレス(メキシコ)
4回1分6秒
◆ WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン 挑戦者
西岡利晃(帝拳) KO マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)
9回3分7秒
◆ WBC世界フェザー級タイトルマッチ
挑戦者 チャンピオン
ジョニー・ゴンザレス(メキシコ) TKO 長谷川穂積(真正)
4回58秒
とにかく楽しみだったこのトリプル世界戦。
会場が東京から神戸に変更になりましたが、
心配された『順延・中止』ではなく、
3人の挑戦者は問題なく来日してくれました。
このことに関して、
3人に『ありがとう』という言葉を言わずにはいられません。
さて、
このトリプル世界戦。
3人のチャンプでの興行は昨年の武道館でのものと同じです。
しかしこの1年の間に、
粟生は再度チャンピオンに返り咲き、
長谷川も二階級上げて再びチャンピオンに。
今年は、
世界3大タイトルマッチ
として、
華々しい興行になりました。
まずは粟生。
昨年はどうしても西岡、長谷川の両”スーパーチャンプ”に挟まれ影がどうしても薄くなってしまう存在でしたが、
この日の戦いぶりは見事。
体も大きくなり、
ややもすれば技巧に走りすぎてしまうという"悪癖"から完全に決別し、
神々しい光を放つチャンプへと変身していました。
昨日の戦いぶりを見る限り、
今後も期待できるのではないかと強く感じています。
おめでとう!!
次に西岡。
これはもう、
言葉はありません。
報道によると、
左の拳を痛めていたため、
9ラウンドまでは必殺の≪モンスターレフト≫は封印していたということです。
その代わりに懐に入ってのアッパーで相手を踏み込ませませんでした。
試合を見ていて
『ものすごく練られた戦略なんじゃないか』
と思っていましたが、
そういう状況があったのですね。
それにしても強い。
30を超えてから、
こんなにどんどん強くなる王者はなかなかお目にかかれませんね。
彼の目はすでに次を見据えていると思います。
いよいよあの【ラスベガス】に進出するんでしょうか。
楽しみです。
最後に長谷川。
去年の武道館と同じ展開となってしまいました。
恐ろしいほどに・・・・・・。
粟生・西岡のKO価値を受けての"真打"登場。
1~3Rまでは試合を支配しながら、
一瞬のスキにパンチをもらってKO負け。
一瞬、
『いつか見た・・・・・』
と思ってしまうほど、
酷似した展開となってしまいました。
本人、
悔しいでしょうね。
しかし去年の負けとは、
展開はちょっと違いましたね。
やはり本人も言うように、
『フェザーの体になりきれていない』
というのは、ワタシも感じました。
『体がまだまだ』
ということは、
そのパンチ力も違うということ。
そんなことをパンチの交換の中で感じ取ったのでしょうか?
それとも前回王座を奪取したときの戦い方がよぎったのか?
戦前に『打たせないで打つ』戦いをしたいといっていたのに、
またも『果敢に打ち合う』戦い方を選んでしまいました。
この戦い方では、
このクラスの思いパンチを受けてしまえば、
こういう結果になるという『リスク』は常にはらんでいますよね。
ちょっと残念な、
この日の戦いぶりだったといえるでしょう。
前々回のモンティエール戦から、
何か長谷川の戦いぶりに『いい意味での余裕』が感じられないのが、
非常に気になります。
しかし、
彼はこれで終わるような男ではありませんよ、絶対に。
また不死鳥のように、
よみがえってくれると信じています。
あの『炎の男』輪島功一のように。
そして全国のファンを、
また熱く燃え上がらせてくれると信じています。
また去年と同じような記事を書かなければならなくなったこと、
本当に残念なんですが、
【長谷川の復活】を楽しみに待ちたいと思います。
最後に、
10日あまりで興行を成功させた全ての関係者の皆さん。
ご苦労様でした。
見事な興行でした。
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