プロ野球交流戦は中盤戦に突入してきました。
今年の傾向というか、
最近の野球はなんというか、
ロースコアのゲームが多いですね。
昨日も各試合ともにあまり点が入らず、
12球団の最高得点でもDeNAの4点、
4チームがゼロで抑えられてしまいました。
投手の質が良くなったのか、
はたまた打者が振れていないのか。
こう打てないと、
スモールベースボールの重要性が増してきそうですね。
最近のプロ野球でよく言われているのは、
投手の質が上がっているという事。
それはワタシも深くうなずくところです。
150キロ以上の球を投げる投手は当たり前、
そこにボールを動かす技術が加わって、
さらにゲームの中で細かく投手をつなぐというのが主流。
こりゃあそう簡単には、
打者はヒットを打つことができないというのも道理ですが、
それにしても今季は特に、
打撃戦が少ないですね。
現在セ・リーグのチーム打率トップは広島の.255で、
最下位は阪神の.222。
パ・リーグではトップがSBの.270で、
最下位がロッテの.215。
パではSBをのぞくと、
5チームが.240以下という投高打低っぷりです。
一方でパの防御率を見ると、
4チームが2点台で、最低でも日ハムの3.61ですから、
こちらはかなりの素晴らしさ。
個人で見ると、
打率3割越えはセパともに3人ずつ。
少し前に「これからは三割打者はほとんど出ない」というような記事を見かけましたが、
本当にそうなりそうな気配もしますね。
そうなると本当に、
1点の重みも増しますから、
これまで以上にホームランの重みも増すのではないかと思います。
するってーと、
今以上にフライボール革命が進行するってことで。。
しかしながら1点の重みが増すってことは当然、
スモールベースボールの重要性も増すってことで、
その相反する二つの得点の仕方のせめぎあいがこれから、
どのように融合していくのかも見ものです。
象徴的なシーンが昨日のSBの試合。
無死でランナーをサードにおいて、
「フライボール革命の申し子」
ともいうべき柳田が打席に。
巨人の内野陣は下がって「1点仕方なし」の守備体系でしたが、
柳田はぶんと振って三振。
これが2回続いて、
SBは中盤苦戦を強いられました。
ゴロを転がしてさえいれば確実に1点だったところで、
結果は3-1というロースコアゲーム。
ああ・・・あそこでゴロが。。。。
なんて嘆きも聞こえたり聞こえなかったり。
一方でヤクルトvsロッテと、
西武vs阪神の試合。
両投手好投で1-0、2-0というゲームでしたが、
両試合を決めたのは主砲の一発。
ヤクルト山田が1回に、
そして西武山川は2回に、
それぞれ決勝のソロアーチを叩き込んで、
チームを勝利に導きました。
ホームランの威力まざまざ・・・・
という試合っぷり。
この3つのゲームを見ていると、
なんだか「どれが正解?」か、
わからなくなってしまいました。
まあ、
どれも正解であり、
どれも正解でなしってことなんでしょう。
いずれにしても今の野球、
投手陣が整備されていなかったら話にならないという事は、
言えそうですね。
そんなことを感じる交流戦の中盤の戦いです。