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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

SUPER BOWL LVII  EAGLES  VS CHIEFS 

2023年01月31日 | NFL

≪NFL チャンピオンシップ・ゲーム≫  *丸数字はシード順

【NFC】
①フィラデルフィア・イーグルス  ○ 31-7 ● ②サンフランシスコ・49ers

【AFC】
①カンサスシティ・チーフス  ○ 23-20 ● ③シンシナティ・ベンガルズ


今年のスーパーボウル。
決まりましたあああ!!!!

NFCはフィラデルフィア・イーグルスがあの歓喜の2017年シーズン以来5年ぶり、
AFCはカンサスシティ・チーフスが2年ぶりの出場です。
チーフスはマホームズを擁して、この4年で3回目のスーパーボウル出場と、
まさにこの世の春を謳歌するかのごときチーム状態ですね。


まず行われたNFC。

こちらはもう、
第1Qに49ersのシンデレラボーイ・QBのパーディーが相手ディフェンダーにヒットされファンブルロスト、
そしてその際にひじを痛めて途中交代を余儀なくされ、
それでもうゲームの趨勢が決まってしまいました。

49ersは今季、
エースQBとして期待されたランスがシーズン2試合目に早々に戦線離脱。
そこで昨年までのエースQBである大ベテラン・ガロポロがすぐに収まり調子が出てきたところで、
彼も負傷離脱して厳しい状況に追い込まれました。
そこで突如出現したのがチーム第3QB、
ファンですら名前と顔が一致しないルーキー7巡目指名のパーディー。

このパーディーがなんとなんと、
2人のQBを埋めて余りある活躍をして「シンデレラボーイ」となりチームをけん引。
なんと負けなしでここまで49ersを引っ張り上げてきました。

もとより守備陣はNFLトップクラス、
攻撃陣もランでは非常に高いレベルを維持する49ersですから、
そこにQBのピースも埋め込まれまさに無双の状態を保っていました。

しかしさすがに、
パーディーまでもが倒れると、
4番手のQBには大事なゲームでチームを引っ張っていく力はありませんでしたね。

攻撃が全くと言っていいほど機能しない49ersをあざ笑うかのように、
イーグルスは大事なところで的確なプレーが決まり、
そしてさらに49ersは焦りからか痛いところでの反則が頻発して、
じわじわと点差を付けられていきました。

イーグルスは、
さすがに第1シードだというプレーで、
圧倒しましたね。


さて、
試合としては全くと言っていいほど面白くなかったNFCとは逆に、
AFCのチャンピオンシップは見どころ満載のゲームとなりました。

ここ5年連続でチャンピオンシップ進出を果たしている常勝軍団のチーフスは、
先週のプレーオフで大黒柱のマホームズが捻挫。

この日も先発しましたが、
どこまでケガが回復しているのかが未知数と言われていました。

特にマホームズの武器の一つは、
その正確なパスとともにスクランブル能力。

足が悪いという事は、
パスへの影響だけではなく、
スクランブルが封印されるのではないか、
という心配が言われていましたね。

対する相手は、
昨年のスーパーボウル進出チームにして、
若きQBボロウを擁して日の出の勢いのベンガルズ。

今年はシーズン出だしこそ敗戦が続く苦しいものでしたが、
戦力が整った中盤以降はまさに向かうところ敵なし。
ここまで10連勝でこの高みまで上がってきました。

場所はアウェーのカンサスシティでしたが、
ワタシは多分ベンガルズの方が分がいいのでは・・・・なんて思ったりしていました。

試合は一進一退を繰り返す大接戦。

信じられないようなパスやらキャッチやらも飛び出して、
「いや~さすがにチャンピオンシップ」
という戦いになりました。

20-20とどちらも譲らず最終Qも残り2分。

ここで相手の攻撃をしっかり抑えてパントに持ち込ませたチーフスが、
最後の攻撃で延長に持ち込まれる前に試合を決めようと攻勢をかけます。

ボールは50mライン上からのサードダウン10。
時間はわずかしか残っていません。

ここでマホームズ、
ファーストダウン更新を狙いスクランブル。

走り出したマホームズに、
相手ディフェンダーは振り切られ、
マホームズは40ヤードライン付近でフィールドの外へ。

「ファーストダウンだ」

と思った瞬間、
外に出たマホームズに対して、
ベンガルズのディフェンダーが強く体を押して倒してしまいます。

すぐさま審判からイエローフラッグが投げられ、
チーフスは40ヤード地点から15ヤードの反則をもらい、
25ヤード付近までボールを難なく進めることができました。

残り時間はわずか8秒。

ベンガルズにとっては、
痛恨過ぎる反則でした。

反則なんてしなくとも、
ボールは外に出ていましたし、
それであればボールはベンガルズ陣40ヤードのところ。

フィールドゴールを狙うにしても60ヤード越えのフィールドゴールという、
「ほぼ決めるのは不可能」
な位置だったのに、
15ヤードのペナルティーをもらったがために、
フィールドゴールが一気に45ヤードという「普通のキッカーなら決まる」位置に来てしまったというわけ。

そしてチーフスのキッカー、
これを難なく決めて、
カンサスシティ・チーフスが、
昨年の雪辱を晴らしてスーパーボウル進出を決めました。

歓喜に沸くカンサスの面々と対照的に、
その反則を犯したシンシナティのディフェンダー、
ずっと肩を震わせて泣いていました。

あまりアメリカ人のそういう姿を見たことがないワタシは、
なんだかセンチな気分になってしまいましたね。


さてさて、
これでスーパーボウルLVIIのカードが決まりました。


フィラデルフィア・イーグルス  カンサスシティ・チーフス



両チームともに第1シードから順当にここまでたどり着いた、
「今季ずっと、一番強かったチーム同士」の対戦となりました。

ここ数年、
プレーオフでのアップセットが続いていたので、
こういう「どっちが一番、ホントに強いんだ」という対決は、
心躍りますね。

特に両チームともにオフェンス力が高く、
空中戦、地上戦どちらも得意にしていますから、
ものすごい得点の取り合いになる可能性もあります。

マホームズも多分、
2週間スーパーボウルまで時間がありますから、
足の方も回復することでしょう。

さあ、
どっちが勝つのか。。。。。

う~ん、
全くわからん!!!!!

非常に楽しみなスーパーボウルとなりました。



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