SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

最悪のコンディションの中・・・・東京マラソン2019

2019年03月04日 | スポーツ全般

今年の東京マラソンは、
降りしきる「氷雨」の中のレースとなり、
過酷この上ないレースでした。

一般参加の皆さんも、
風邪をひかなかったでしょうかね。
本当に寒い1日だったので、
どうぞご自愛ください。

レースとして注目されたのは、
日本記録を持つ大迫傑が参戦していたこと。
大会前には「記録よりも勝負にこだわる」と宣言していて、
非常に楽しみにしていました。

事前の予報では、
この日はレース終了までは、
気温こそ低いものの雨が降ることはなし・・・・・とされていたのに、
朝7時ごろから冷たい雨がしとしとと降りだして、
レースが始まる9時過ぎにはもう本降りという感じでした。

暑いよりも寒い方が向くとされるマラソンのレースですが、
昨日の気候は濡れて体温を奪う「氷雨」のような雨だったので、
これはもう「過酷」以外何物でもないレースコンディションとなってしまいました。

それでもアフリカ勢を中心として、
大迫、中村、佐藤の3人も交じり、
前半の20キロ過ぎまでは日本記録を上回るようなハイペースでのレースが展開。
観る者の期待を膨らませてくれましたが、
やはりこの悪コンディションには勝てず次々に選手が脱落。

最後までペースが落ちなかったのは優勝したレゲセのみ。
それにしてもあのコンディションで2時間4分48秒とは、
恐れ入ったとしか言いようのない激走でした。
やはりアフリカ勢は圧倒的に強いですね。

日本人では先を行っていた選手たちが落ちてくるのを一人、また一人と飲み込んで、
最後は日本人トップでゴールテープを切ったのは学生ランナーの中大4年・堀尾。
いい走りを見せてMGCへの切符をつかみました。
大学生ランナーが結果を出したというところは、
非常に陸連としてもうれしいのではないでしょうか。

一方MGCの切符を当初から保持していた大迫、佐藤らの、
果敢にアフリカ勢に食らいついていく気概を見せた走りは、
失敗には終わったものの「やっぱりこうでなくちゃ」と思わせてくれました。
こういう走りを見せてくれないと、
いつまでたっても日本はトップグループに入っていけませんからね。

MGC本番まで約半年。
そしてオリンピックまで1年5か月。

日本のランナーたちが、
どのような成長曲線を描いていってくれるのか、
本当に楽しみです。

東京五輪本番は、
昨日とは打って変わって過酷な暑さが待ち受けることは間違いありません。
そんな中でのサバイバルレース、
ぜひ地元の利を生かして、
果敢にメダルに挑戦していってほしいと思っています。

何せ日本は、
60年代~90年代にかけて「マラソン王国」だったんですから。
地元開催のオリンピックでの華麗なる復活を、
期待しています。
(ある意味すべての競技の中で、一番注目し、期待しているかもしれません。)

とにかく昨日は、
外に出るのも嫌なほど寒くて厳しい気候でした。

本当に選手の皆さん、
そして一般参加のランナーの皆さん、
大会関係者やボランティア、
さらに沿道のファンの皆さんも、
お疲れさまでした。

 


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